第43回全国豊かな海づくり大会にご臨席、併せて地方事情をご視察(大分県)


1日目:大分県種苗生産施設(国東)ご視察

1日目:第43回全国豊かな海づくり大会絵画・習字優秀作品ご覧及び漁業関係者とのご懇談

2日目:第43回全国豊かな海づくり大会式典行事ご臨席


【令和6年11月10日(日)行幸啓2日目:第43回全国豊かな海づくり大会海上歓迎行事ご臨席及びご放流(別府港4号埠頭(別府市))】

天皇皇后両陛下は、別府港4号埠頭(別府市)において、海上歓迎行事・放流行事に臨まれました。

海上歓迎行事では、豊後潮太鼓の力強い音が響き渡る中、約40隻の地元漁船団によるパレードをご覧になったほか、大分県の海で活躍する漁船と漁法の紹介をお聞きになり、関心深くご覧になるとともに、理解を深められました。

両陛下は、放流行事で、別府市と佐伯市の子どもたちの合図に合わせて、マコガレイとマダイの稚魚をご放流になりました。両陛下は、全国豊かな海づくり大会の第1回大会が行われた佐伯市の会場との中継により、佐伯市の子どもたちとも放流がおできになれたことをうれしく思われました。

両陛下は、関係者の皆さん、中でも雨の中、レインコートを着て放流の介添えや合図をしてくれた高校生や小学生の皆さんにおねぎらいのお気持ちをお持ちになりました。


海上歓迎行事として行われた漁船団パレードで、漁船にお手をお振りになる天皇皇后両陛下
稚魚をご放流になる天皇皇后両陛下

漁船団パレードの様子 ご放流前のご様子
子どもたちの放流開始の合図を
お聞きになる天皇皇后両陛下
介添えの高校生にお声がけになる
天皇皇后両陛下

【全国豊かな海づくり大会】

全国豊かな海づくり大会は、水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、明日の我が国漁業の振興と発展を図ることを目的として、昭和56年に大分県において第1回大会が開催されて以降、令和2年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による延期を除き、毎年開催されています。

昭和56年大分県鶴見町(現:佐伯市鶴見)で開催された第1回全国豊かな海づくり大会は、当時の皇太子同妃両殿下(現在の上皇上皇后両陛下)がご臨席になっており、今回は43年ぶり、2回目の開催となりました。