令和6年9月20日からの大雨による被災地お見舞い(石川県輪島市)

令和6年12月26日
宮内庁総務課広報室


12月17日(火)、天皇皇后両陛下は、令和6年9月20日からの大雨による被災地御見舞のため、石川県輪島市をご訪問になりました。

両陛下は、被災者をお見舞いになりました。多くの方々が住む家を失い、ご家族を亡くしたり、震災と豪雨災害で二重の被害を受けたりする方もいる中で、それぞれの方の苦しい胸のうちに耳を傾けられ、心をお寄せになりました。また、人命救助や災害対応に尽力された方々をおねぎらいになりました。

両陛下は、県知事や輪島市長、珠洲市長、能登町長から被災状況の説明をお受けになり、奥能登地域が震災からの復旧・復興に取り組む中で、今度は豪雨による被害を受けたことで、地域の復旧・復興に難しい課題が生じていること、そして多くの被災者の方々が苦しい思いをされていること等、複合災害、二重被災と呼ばれる災害に見舞われた被災地の方々が抱える様々な困難について、改めて理解を深められました。

両陛下は、今後更に寒さが厳しくなる中で、被災された方々が安心して生活できる日が一日でも早く訪れ、復興が一歩一歩着実に進んでいくことを願われています。また、寒空の下で沿道に集まった多くの方々から声をかけていただくなど、被災地の皆さまに温かく迎えていただいたことをありがたく思われています。


被災者をお見舞いになる天皇皇后両陛下
(輪島市立輪島中学校)

災害対応に尽力した方々をおねぎらいになる天皇皇后両陛下
(輪島市役所)
市役所前に集まった方々にお応えになる天皇皇后両陛下
(輪島市役所)

両陛下は、被災地の状況をご視察になりました。大量の流木や土砂によって家屋が流失した現場をご覧になり、被害の凄まじさや土砂災害の怖さを実感されました。

両陛下は、犠牲者をお悼みになるとともに、大切な家族を突然失った遺族の悲しみに思いをいたされ、心をこめてご黙礼になりました。


被災地をご視察になる天皇皇后両陛下
(輪島市久手川町)
被災地でご黙礼になる天皇皇后両陛下
(輪島市久手川町)

災害等へのお見舞いのページはこちら