「文藝春秋」(平成20年4月号)の記事について

平成20年3月21日

「引き裂かれる平成皇室『3 雅子妃病状と美智子皇后』」の見出しで書かれた記事に関する事実関係は下記のとおりです。

  1. 記事においては,祭祀には大祭と小祭があり,小祭は,「天皇と皇太子だけが出ればいい」としつつ,「美智子皇后は一部の小祭にも出席しています」と記されています。しかし、天皇陛下及び皇太子殿下のみが御拝礼になる小祭は,歳旦祭,祈年祭,天長祭の3つであり,その他の御先祖のお祭等については,天皇皇后両陛下及び皇太子同妃両殿下が御拝礼になるとともに,その他のすべての成年皇族が御参列になることとなっています。
    また,「天皇が前立腺がんの手術で静養していた平成15年1月から5月までは,天皇に代わって皇后がずっと出席」とありますが,皇后陛下は,皇后としてのお立場でお出になるべき祭祀にお出ましになったものであり,天皇陛下の御拝礼は,従来どおり掌典長が代拝を務めています。
  2. 宮内庁においては「文藝春秋」編集人に対して,この事実関係を連絡いたしました。