公表事項

皇后陛下のご体調と天皇皇后両陛下のご日程について

皇后陛下には,4月18日より頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)による左の肩から上腕にかけての激しいお痛みがあり,2週間以上にわたるご治療をお受けになりました。ご症状は軽減されていますが,ご体力はかなり低下しておられます。また最近,時折,歩行に際し脱力され,少時立ち止まられるご様子がみられ,そのようなことから,決定が遅れましたが,本日の寬仁親王御墓所へのお詣りは,大事をとり,お取りやめ願うことといたしました。本日午後の勤労奉仕団ご会釈及び6月11日に予定されていた吉村昭展へのお出ましも併せてお控えになります。

また,6月11日よりは葉山御用邸へのお出ましが予定されていましたが,以前より頸椎とともに腰椎にも変形性変化がみられており,お車での長時間のご移動はご負担になると思われ,この機会に御所でゆっくりご静養いただき,あわせて検診をお受けいただくことといたしました。

なお,天皇陛下には,当初の予定をやや遅らされ6月13日から葉山御用邸に赴かれます。

平成25年6月10日:宮内庁

皇后陛下のご体調とご日程について

皇后陛下には,引き続き,激しいお痛みがおありのため,明26日の天蚕山つけ御作業ならびに第7回みどりの式典及びレセプションへのお出ましはお控えいただくことといたします。

平成25年4月25日:宮内庁

皇后陛下のご体調とご日程について

皇后陛下には,先日来,頸椎症性神経根症に対するご治療をお受けになっておりましたが,今も左肩甲骨周囲および上腕の激しいお痛みはなお持続しており,本日の在京外国大使夫妻午餐および午後の勤労奉仕団御会釈へのお出ましはお控えいただくことといたします。

平成25年4月25日:宮内庁

皇后陛下のご体調とご日程について

皇后陛下には,4月18日,園遊会にお出ましの頃より左頚部,肩,上腕にかけてお痛みがあり,次第に悪化されたため20日より内服治療を開始されました。21日には専門医の拝診をお受けになり頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)によるご症状と診断され,同日,翌22日と御所でご治療を受けられましたが,その後も激しいお痛みが継続したため,23日,宮内庁病院で追加治療をお受けになりました。お痛みはまだ持続しており,本日の日本国際賞授賞式および同祝宴へのお出ましはお控えいただくことといたします。

平成25年4月24日:宮内庁

天皇皇后両陛下のご体調について

天皇皇后両陛下には,さる23日から27日にかけて,宮内庁病院及び東大病院において定期のご検査をお受けになりました。

さまざまなご検査の結果,両陛下ともに,お身体の状況は概ねお健やかであられ,当面,ご日程の変更をお願いする必要はないことが判明致しました。

しかしながら,天皇陛下にはご高齢であられること,また,前立腺癌ご手術を契機に行われてきたホルモン療法に起因する骨粗鬆症に進行が認められること等から,適度なご運動を続けて頂くとともに,ご生活面で過度な負荷がかかることはお避け頂くこと等が今後の課題として挙げられました。

皇后陛下も天皇陛下と同様にご高齢であられること,頸椎症性神経根症の進行が見られること等から,行事はじめご生活全般にわたり過度なご負担はお避け頂きたく,特に頸椎に関しては,激しい衝撃や負荷がかかるような状況をくれぐれも減らして頂くこと等が今後の課題として挙げられました。

平成25年1月31日:皇室医務主管