本展覧会は3月8日(日)をもちまして終了いたしました。会期中には42,679人の方々にご観覧をいただきました。
ここに,厚く御礼を申し上げます。
宮内庁書陵部
「明治天皇 邦を知り国を治める - 近代の国見と天皇のまなざし」
平成27年1月10日(土)~3月8日(日)
前期:1月10日(土)~2月8日(日)
後期:2月11日(水・祝)~3月8日(日)
(写真保護のため,期間中に随時展示箇所の入れ替えを行います。)
休館日カレンダー
19世紀後半に近代国家として歩み始めたわが国において,明治天皇はそのご活動の初期には全国各地への
たとえば,明治5年(1872)に行われた九州・西国への巡幸を皮切りに,同18年まで6回にわたって続けられた六大巡幸では,巡幸先の各地の様子が写真に記録されました。写し出されたのは,歌枕などで知られる名所旧跡のほか,近代化を象徴する建造物や産業,教育など,それぞれの土地固有の歴史と,その一方で新しく生まれ変わりつつあった国土の様子でした。これらの巡幸に伴い,天皇が各地で詠まれた御製や,現地で天皇を迎えた人々の和歌,巡幸に供奉した文学御用掛らの日誌も
六大巡幸以後も,侍従や侍従武官等を国内各地に差遣され,天皇のお手元には
本展では,書陵部と三の丸尚蔵館に所蔵される古写真や関連資料などから,明治天皇が国土・国民と向き合われるために何に視線を注がれ,心を寄せられたのかに焦点を当てることで,あらためて明治期の日本の姿をふり返ります。