令和5年11月24日
宮内庁総務課広報室
10月22日(日)、天皇陛下は愛子内親王殿下とともに、皇居内の宮内庁楽部において、秋季雅楽演奏会をご鑑賞になりました。
天皇陛下と愛子内親王殿下は、春季もご鑑賞になっており、この度、春季よりも観客の人数を増やして開催されたことをお喜びになるとともに、関係者の努力や苦労をおねぎらいになりました。
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説明をお聞きになりながら、雅楽の演奏をご鑑賞になる天皇陛下と愛子内親王殿下 |
雅楽演奏会は、昭和31年から、文化団体や広く一般に公開するため、毎年春秋2回催されています。春季は文化団体や在日外交団を中心に3日間、秋季は一般の申込者のために3日間行われています。
令和元年は大礼関係諸行事のため、2年以降は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、一般公募は取りやめられていましたが、今回は5年ぶりに公募が行われました。
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「千秋楽」の一場面(管絃曲が流れます) 芝居や相撲の興行で最終日を千秋楽と称しますが、この曲が法会などの行事の最後に演奏されたことによるものと言われています。 |
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「春庭花」の一場面(舞楽曲が流れます) 舞いながら舞台を回る姿は、あたかも花が開いたり、閉じたりする様を思わせる優麗な舞です。 |
鑑賞を終えた方からは、「大変素晴らしかったです。」「予想以上に荘厳な雰囲気で圧倒されました。」「友人に薦められて来ましたが、次は家族と一緒に鑑賞したいと思いました。」などの感想が聞かれました。