三の丸尚蔵館収蔵品目録第3号の刊行について

1. 発刊書籍名

三の丸尚蔵館収蔵品目録 写真「各地勝景一 旧江戸城・東京ほか/各地勝景二 北海道開拓・台湾出兵ほか」

2. 発行年月日

平成29年12月20日(水)

3. 規格

(1)判   型  A4タテ変形
(2)総頁数  132頁

4. 頒布

12月22日(金)からの予定

三の丸尚蔵館収蔵品目録を入手されたい方は下記までお問い合わせください。
    [連絡先](公財)菊葉文化協会(別ウインドウで開きます)
    ・TEL:03-5222-0012 FAX:03-5222-3530

5. 概要

三の丸尚蔵館は,平成5年秋の開館以来,20年の歴史を刻んで参りました。その中で,多くの名品を中心に,皇室と文化の関わりを様々な視点からとらえて展示公開を行い,国内外からも高い評価を得ております。

これまで,当館の収蔵品を中心に構成してきた展覧会は78回に及びますが,この中では,既に周知の作品以外にも,当館での調査によってその歴史的,美術的重要性を見出し,展覧会の際に制作する図録によって紹介してきました。しかし,対象となる一件の作品に含まれる情報量が膨大なものも多く,図録では図版数の制限もあり,その全容紹介が難しい作品もありました。また,周知の作品であっても,新たな調査による知見を詳細な画像と共に紹介する必要がある作品もありました。こうした作品に対しては,研究者,一般の方々から全容やその詳細の要望も多く寄せられており,その公開をどの様に行っていくかが一つの課題でした。

こうした中,平成27年3月に創刊号として,三の丸尚蔵館収蔵品目録 写真「明治十二年 明治天皇御下命『人物写真帖』」〈上・下〉の刊行を開始しました。

この度,その第3号として,《各地勝景一 旧江戸城・東京ほか》および《各地勝景二 北海道開拓・台湾出兵ほか》の2冊に掲載された,計197枚の写真を公開します。《各地勝景》と呼ばれる写真帖は,明治初年から中期にかけて,国内各地の様子を明治天皇に視覚的にご覧いただくために,個別に献上ないし購入された写真を,宮内省が新たにアルバムに貼付して作られたものです。したがって1冊の写真帖の中には,様々な内容や撮影者,伝来を有する写真がまとめられています。

今回はその中でも,古くは明治5年頃の写真を含む2冊を取り上げます。収載作品は,内田九一による明治初期の旧江戸城周辺や東京市内を収めた写真や,横山松三郎による富岡製糸場写真,田本研造及び武林盛一の北海道開拓写真,松崎晋二の台湾出兵写真など,日本写真史において草創期を築き上げた写真師の作を含みます。また,明治7年の金星太陽面通過をとらえた写真など貴重な作も収めています。これらの写真は,明治初期の各地の様子を知る上でも,また写真史を探る上でも重要であり,その全貌を公開することは非常に意義深いものと考えます。

今後,三の丸尚蔵館の収蔵品目録としてシリーズ化し,絵画・書・工芸等様々な分野の作品を取り上げて内容や画像を詳細に紹介していくことにしたいと考えています,その内容は,1作品のみで取り上げる場合,複数作品で1冊になる場合など,様々になると考えられますが,これらが我が国の歴史,美術史の一つの基礎的な重要な資料として,多くの方々に活用されることを願っています。

第3号

<各地勝景一 旧江戸城・東京ほか/各地勝景二 北海道開拓・台湾出兵ほか> 1冊

収蔵品目録 写真「各地勝景一 旧江戸城・東京ほか/各地勝景二 北海道開拓・台湾出兵ほか」
このページのトップへ