上皇后陛下には,9月8日に乳がん手術をお受けになり,2日後の10日からは吹上仙洞御所でお過ごしです。
最終病理診断の結果,がんは完全に切除され,ステージⅠ,ルミナールA型(ホルモン受容体陽性)と診断されました。詳細な検討の結果,温存乳房内の再発リスクは非常に低いと判断されたため,術後放射線療法は行わず,ホルモン療法のみをお受けになります。
なお,今後は再発チェックのため定期的に検査をお受けいただくことになります。
令和元年9月20日:上皇職
上皇后陛下には,本日,東大病院において,県立静岡がんセンター乳腺外科の医師と東大病院乳腺・内分泌外科の医師による,乳がん手術をお受けになりました。手術は,左乳房部分切除術で行われました。
術中にセンチネルリンパ節生検を行ない,迅速病理診断の結果,センチネルリンパ節に転移が見られなかったため,腋窩リンパ節郭清は行っていません。
手術後の経過は順調です。術後の補助療法については,最終病理診断の結果を待って検討することになります。
令和元年9月8日:上皇職
上皇后陛下には,8月18日及び9月1日に乳がんに関する検査をお受けになり,手術前の段階では,明らかな転移はないと判断されました。9月7日に東大病院に入院され,翌8日,乳がんの手術をお受けになります。手術は県立静岡がんセンター乳腺外科の医師と東大病院乳腺・内分泌外科の医師が協力して行う予定です。
令和元年9月3日:上皇職
上皇后陛下には,7月12日の健康診断(定期御検査)における乳腺エコー検査で,左乳腺に
その結果,比較的早期の乳がんと診断され,ご手術をお受けいただくことになりました。今後,ご手術に向けた諸準備を進めることになりますが,ご手術の日程等その詳細については追って発表します。
なお,8月下旬は軽井沢及び草津でご静養いただくようお願いしました。 4月末のご譲位まで極めてお忙しい日々が続いた後,ご譲位後の6月以降BNP値が上昇し,心臓に負荷がかかっていることが判明しました。その後,2回にわたる白内障手術もお受けになり,現在,体重の急激な減少等,全体的に体力の低下が心配されています。今後の手術と事前検査に向けて,まずは体力の増強を図ることが大事で,この軽井沢・草津でのご静養による体力の回復をまって手術をお受けいただくことが計画されています。
令和元年8月9日:上皇職
上皇上皇后両陛下には,去る9日午後から15日にかけて,宮内庁病院及び東大病院において定期の御検査をお受けになりました。
上皇陛下におかれては,11日のご夕食時,ご検査によるお疲れの影響からか一時的に強い脳貧血のご症状がおありであったため,12日午前に予定されていた宮内庁病院でのご診察と医師からの説明ご聴取は,大事をとって御所でお受けになりました。現在,体調は回復されています。また,12日午後のご検査は後日に延期となりました。
上皇后陛下については,一部再検査が必要なものがあり,最終的な結果は追って発表しますが,今日現在,いつもとお変わりなくお過ごしになっていらっしゃいます。
令和元年7月16日:上皇職