公表事項

上皇上皇后両陛下の定例ご検査の結果について

 上皇上皇后両陛下には、先月から数回にわたり健康診断をお受けになっていますが、上皇陛下には、最近ご体重がやや増加していたところ、胸部レントゲン検査で心拡大、胸水貯留が認められ、血液検査のBNP値が上昇するなど心不全の所見がみられたことから、7月24日、東大病院において心臓MRI検査を受けられた結果、 三尖弁閉鎖不全さんせんべんへいさふぜんによる右心不全うしんふぜんと診断されました。6月末から薬の服用、水分の摂取制限、ご運動を控えめにするといった内科的治療をお続けいただき、現在、右心不全の所見は改善しつつあります。
 また、上皇后陛下には、令和元年6月、白内障のご手術をお受けになりましたが、翌年9月、右眼にご手術により挿入したレンズ後方の袋(後嚢こうのう )が濁る後発白内障が認められると診断されたため、同じく7月24日、東大病院において右眼の後発白内障に対するレーザー後嚢切開術をお受けになりました。現時点での経過は良好です。

令和4年7月26日:上皇職