7月初旬に，皇后陛下の頸椎症性神経根症によるお痛みについて発表しましたが，その後強いお痛みは減退し，左指先の痺れを残すのみの良い状態になっておりました。しかし，ここ数日来，お肩から腕にかけての強い痛みが再燃し，現在，専門医による拝診を予定しています。このため，本日夕刻に予定されていた「空海と密教美術展」へのお出ましは取り止めとし，また，明日からの北海道行幸啓もお取り止めを願い，この間，御所でご静養頂くことに致します。
平成23年9月8日：皇室医務主管
皇后さまには，引き続き，頸椎症性神経根症によるお痛みが強く，本日午前に予定されている離任エジプト大使夫妻のご引見，及び同午後に予定されている三の丸尚蔵館へのお出ましを，お取り止めになることになりました。
平成23年7月7日：宮内庁侍従職
皇后さまには，昨5日夕刻，専門医のご拝診を受けられましたが，その後も，頸椎症性神経根症によるお痛みが強く，本日午後に予定されている行政相談委員制度50周年記念中央式典へのご臨席を，お取り止めになることになりました。
平成23年7月6日：宮内庁侍従職
皇后さまには，以前から頸椎症性神経根症によるお痛みのご症状が出ることがおありでしたが，この週末，やや強いお痛みに加え痺れのご症状がひどくなられたため，長時間一定の姿勢で座っておられることは差し控えて頂くことが望ましいとの侍医の判断により，本日午後に予定されている楽部洋楽演奏会を前半のみでお帰りになることになりました。なお，本日午前中，皇后さまは御養蚕納の儀にお出ましになりましたが，皇后さまのご症状に鑑み，諸員による拝礼の一部のみ簡略化して滞りなく執り行われました。
皇后さまは，明日専門医によるご拝診を受けられるご予定です。
平成23年7月4日：宮内庁侍従職
