公表事項

皇太子妃殿下のお誕生日に際しての東宮職医師団見解

平成24年12月9日

皇太子妃殿下におかれましては,この1年におきましても,引き続きご治療が継続する状況にあられました。特に,昨年の秋から今年の夏にかけてはご心身のお疲れが認められましたが,夏にゆっくりとご静養いただけたこともあり,9月以降,少しずつお疲れがとれてこられ,徐々にご自身のご活動に取り組まれるようになってこられています。

皇太子妃殿下のご治療に関しまして,東宮職医師団としましては,十分な休養をおとり頂くとともに,私的なご活動からご活動の幅を広げていっていただくようにお伝えしているところです。妃殿下には,愛子内親王殿下のご成長にあわせてご学業や学校生活の支援に母親としての力を注がれる一方で,私的ご活動にも取り組もうと努力しておられます。公的なご活動につきましては,今までと同じように,ご活動の内容により,ご負担,ご体調などを勘案しながら,東宮職医師団としてその都度対応を検討させていただいてきており,妃殿下ご自身も様々に工夫や努力を重ねて東宮職医師団の提案にお応えいただいております。

今後,東宮職医師団としましては,妃殿下がご活動をなさりやすい環境作りの面で,関係の皆さまに一層の積極的なご協力をお願いする次第です。

国民の皆さまにおかれましては,妃殿下のこのような状況につきまして,引き続き,温かい目で見守っていただきたく,重ねてお願い申し上げます。