眞子内親王殿下と小室圭氏のご婚約内定についての記者会見

会見年月日:平成29年9月3日

会見場所:赤坂東邸

記者会見をなさる文仁親王同妃両殿下
ご婚約内定の記者会見をなさる眞子内親王殿下と小室圭氏
問1 ご婚約が内定したいまの率直なお気持ちをお聞かせください。
殿下

本日,天皇陛下のお許しを頂き,婚約が内定いたしましたことを誠にうれしく思っております。しかし,7月の九州北部豪雨とその後の各地における豪雨の影響で,今もなお,大変な思いをされている方々がいらっしゃいます。亡くなられた方々をお悼みするとともに,被災された方々が早く落ち着いた生活を送ることができますよう,心より願っております。また,婚約の発表の具体的な時期が決まる前に,突然に報道されたことにより,多くの方にご迷惑をお掛けし,申し訳なく思っておりますが,今日を迎えることができ,有り難く思います。

小室圭氏

天皇陛下よりお許しを頂きましたことを大変有り難く存じます。また,これまで秋篠宮同妃両殿下を始め,多くの方々が温かくお見守りくださいましたことに,心より感謝申し上げます。

問2 きょう天皇,皇后両陛下にはどのようにご報告し,どのようなお言葉がありましたか。
殿下

先ほど,御所へご挨拶に上がりました。天皇皇后両陛下よりは,大変温かく,心のこもったお言葉を頂きましたが,そのお言葉は,私の心の内に大切にとどめておきたく存じます。

小室圭氏

先ほど,ご挨拶申し上げましたところ,天皇皇后両陛下より,お言葉を賜り,誠に有り難く存じました。宮様と同様に,心の中に大事にとどめたく存じます。

問3 お二人の出会いから,交際を経て婚約の意思を固めるまでの経緯について,プロポーズの時期や言葉なども含めて具体的にお聞かせください。
殿下

小室さんと最初にお目に掛かりましたのは,大学1年生の頃でございましたが,擦れ違うと軽く挨拶をする程度でございました。初めてきちんとお話をしましたのは,2012年,国際基督教大学が交換留学生のために教室で行った説明会でのことでした。そのとき,私が座った席が,小室さんの座った席の後ろであったことがきっかけとなりました。それから,親しくお話をするようになり,交換留学前からお付き合いを始めました。この当時,お互いに,お付き合いをする人は結婚を考えられる人でありたい,という共通の認識がございましたので,結婚につきましては,当初より念頭にございました。そのようなわけで,プロポーズで初めて結婚を意識したというわけではありませんでしたが,もちろん,誠にうれしく思いました。私の心は決まっておりましたので,プロポーズはその場でお受けいたしましたが,時期については,お互いに相談しながら決めていこうということで,今まで過ごしてまいりました。

小室圭氏

重なるところも多いと思いますが,初めてお話をきちんといたしましたのは,2012年の交換留学に伴う大学構内での説明会でした。交換留学前からお付き合いを始め,その後宮様はイギリスへ,私はアメリカへ1年間留学し,長く遠く離れておりましたが,その間もしばしば連絡を取りながら交際を深めてまいりました。帰国後も,お互いの気持ちを確認し合いながら,プロポーズに至りました。2013年の12月に,私から宮様に「将来結婚しましょう」というように申し上げました。場所は都内で,食事の後,二人で歩いていたときであったと記憶しております。

問4 お互いをどのような存在と感じ,どんなところにかれ,ふだんはどう呼び合っているか,お聞かせください。
殿下

一言で申し上げるのは難しゅうございますが,小室さんは私を温かく励ましてくださる存在でございます。最初にかれたのは,太陽のような明るい笑顔であったと思いますが,性格を深く知るうちに真面目でご自分の考えと強い意志を持ちながら努力されるお姿,また,物事に心広く対応される姿にかれました。ふだんはお名前で呼んでおります。

小室圭氏

宮様と度々お会いするようになりましてから,ある日夜空に奇麗な月を見付け,そのとき思わず宮様にお電話をいたしました。その後も奇麗な月を見付けますと,うれしくなり宮様にお電話をおかけしています。宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます。とても愛情深く,確たる信念をお持ちのところに強くかれました。ふだんはお名前を呼んでおります。

記者

お名前というのは,具体的にはどういうふうな。

殿下

そうですね。ちょっとここでは実演はご遠慮申し上げるのですけれども,具体的に申し上げるとお互いファーストネームで呼び合っております。

問5 眞子さまが秋篠宮ご夫妻や妹の佳子さま,弟の悠仁さまに小室さんを紹介された際のご様子や,みなさまからどのような言葉があったかご紹介いただけますか。小室さんもご家族に交際を伝えた際,どのようなやりとりがありましたか。
殿下

私への質問は初めて小室さんを紹介したときのことと理解いたします。将来を考えている方として紹介いたしました。そのときは両親のみであり,妹と弟には別の機会でした。ということで,ここでは両親のときの話をさせていただきたいと思います。改めて振り返りますと,何分にも数年前のことでございますし,結婚に関する物事が進んでいたわけでもありません。記憶に残っていることといえば,両親が「秋篠宮眞子の父です」,「母です」と自己紹介をしていたこと,小室さんも自己紹介をなさっていたことでございます。多少の緊張感はありながらも,楽しく和やかに会話をしたように記憶しております。

小室圭氏

将来を考えた交際を私の家族に報告しましたら,「とても恐れ多いことですが,あなたがそのように決めたのならば,宮様にお幸せになっていただけるよう努めるように」と,申しておりました。

問6 眞子さまは皇族の立場を離れられ,新たに家庭を築かれること,小室さんは皇族の方を妻とすることを,どうお考えですか。理想の家庭像と合わせてお聞かせください。
殿下

幼い頃より結婚をするときは,皇族の立場を離れるときである,という意識を持って過ごしてきました。その中で,天皇陛下をお助けし,自分なりにできる限り皇族としての仕事を大切に果たそうと努めるとともに,私自身の生活も大事にしてまいりました。両親も,私の考えを尊重しながらも,助言をし,見守ってくれました。他にもたくさんの方々に助け,見守られ,様々な貴重な経験と多くの出会いに満ちた日々が送れましたことを,大変有り難く思っております。新たに家庭を築くことは,なかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが,小室さんと共に,温かく,居心地が良く,笑顔あふれる家庭をつくることができれば,うれしく思います。

小室圭氏

内親王様をお迎えすることは,非常に責任が重いことと思い,真摯に受け止めております。宮様は,それらのことを感じさせない配慮を常に私にしてくださり,今日までとても自然な気持ちで過ごすことができました。これからも私なりにできる限りのことをしてまいりたく存じます。理想の家庭像でございますが,いつも自然体で,和やかな家庭を築いていきたいと思います。

問7 小室さんにお伺いいたします。ご自身の性格や大切にしていること,趣味や座右の銘,また将来の夢や目標などについてお聞かせください。
小室圭氏

まず性格でございますが,一言で申しますと,単純ということになると思います。どちらかと言えば,鈍い方かもしれません。大切にしていることは,日常のペースを崩さないことでございます。趣味は多々ありますが,その中でも絵を描くことと,音楽は幼い頃より親しんでまいりました。休日には,ピアノで好きなジャズを弾いております。また,体を動かすことも好きで,四季折々のスポーツを楽しむこともあります。好きな言葉は「LET IT BE」でしょうか。現在,奧野総合法律事務所・外国法共同事業にて正規職員として働いている傍ら,社会人入学した大学院に夜間で通っております。今後のことで思い描いていることはございますが,今は目の前の仕事と勉学にしっかりと取り組むことが重要であると考えております。将来のことにつきましては,宮様とご相談しながら考えてまいりたいと思います。