左から、佳子内親王殿下、秋篠宮皇嗣殿下、妃殿下、悠仁親王殿下が並んでいらっしゃいます。
令和7(2025)年の初夏に、秋篠宮邸のお庭で撮影されました。
殿下方の背景には、緑豊かな草木が見えます。
宮家の概要
宮家の創設
礼宮(あやのみや)文仁親王殿下は、平成2(1990)年6月29日にご結婚になり、それに伴って秋篠宮の称号を天皇陛下(現上皇陛下)より賜り、秋篠宮家を創設されました。そして、独立の生計を営まれることになりました。
御代替わりと立皇嗣の礼
令和元(2019)年5月1日の御代替わりで皇嗣のお立場になられ、天皇陛下がそのことを国の内外に宣明する儀式である立皇嗣の礼(御即位に伴う式典の一つ)が、令和2(2020)年11月8日に天皇の国事行為として執り行われました。それに関連して、令和4(2022)年4月21日に神宮、22日に神武天皇山陵、26日に昭和天皇山陵をご参拝になり、立皇嗣の礼関係行事等を終えられました。また、両殿下のお考えにより、同月22日に孝明天皇山陵、英照皇太后山陵、明治天皇山陵、昭憲皇太后山陵、26日に大正天皇山陵、貞明皇后山陵、香淳皇后山陵をご参拝になりました。
国事行為の臨時代行
国事行為の臨時代行に関する法律第2条には、天皇は、精神・身体の疾患か事故があるときは、摂政を置くべき場合を除き、内閣の助言と承認により、国事行為を皇室典範の規定により摂政となる順位にあたる皇族に委任して臨時に代行させることができる旨規定されています。
この法律が定めるところにより、殿下は天皇陛下からの委任を受けられ、以下において、国事行為臨時代行としてご執務になりました。
- 令和4(2022)年9月20日(天皇陛下英国ご訪問(英国女王エリザベス2世陛下の葬儀ご参列のため))
- 令和5(2023)年6月20日(天皇陛下インドネシアご訪問)
- 令和6(2024)年6月25日、28日(天皇陛下英国ご訪問)
- 令和7(2025)年7月8日(天皇陛下モンゴルご訪問)
秋篠宮皇嗣殿下のご活動
国内各地の行事
殿下は、妃殿下とご一緒に、新年祝賀の儀(国事行為)をはじめとする宮中で行われる儀式や行事にご出席になっていますが、それとともに、国内各地で開かれている各種の行事にご臨席になっています。また、その折りには当該地方事情の視察もされています。
定例的に行われている主な行事は以下のとおりです。
地方の行事(持ち回り開催の場合は東京で行われることもあります)
- 全国「みどりの愛護」のつどい
- 全国高等学校総合体育大会
- 全国高等学校総合文化祭
- 福岡アジア文化賞授賞式
- 全国障害者スポーツ大会
- 全国育樹祭
など
東京都内の行事
- 交通安全国民運動中央大会
- 日本学術振興会賞・日本学士院学術奨励賞授賞式
- 地球環境大賞授賞式
- 文化庁芸術祭オープニング
- 農林水産祭 実りのフェスティバル
- (一社)大日本水産会 水産功績者表彰式
- ブループラネット賞表彰式典
- 国際生物学賞授賞式(上皇陛下から引き継がれたもの)
- 日本学生科学賞中央表彰式
- 日本学術振興会育志賞授賞式
など
宮邸内の行事
- 「次世代日系人指導者会議」被招へい者ご引見
- JICA海外協力隊派遣隊員ご接見
- 国際交流基金賞受賞者ご引見
- 沖縄豆記者ご接見
- 長寿善行者ご接見
など
戦災や震災に関わるもの
戦災や震災に関わる行事としては、都内戦災並びに関東大震災遭難者の春季・秋季慰霊大法要、千鳥ヶ淵戦没者墓苑の拝礼式や慰霊祭などにご臨席になっています。
なお、これらのご活動の多くは、妃殿下とご一緒にお出ましになっています。
COVID-19関係
令和2(2020)年2月以降、COVID-19の感染が全国的に拡大したことにより、予定されていた行事は開催規模が縮小されたり、あるいは中止・延期されたりしたことから、お出ましの多くがお取り止めとなりました。
こうした状況の中、秋篠宮家では、早くから、COVID-19が様々な分野に及ぼしている影響などについて、医療や経済等の関係者をはじめとする多くの専門家等から、オンラインや対面で説明をお受けになりました。また、実際のお出ましに代わるご訪問(オンライン・ヴィジット)や人々との交流等も、オンラインで行ってきました。
その後、国内各地で各種の行事が再開されるようになり、令和4(2022)年4月以降は、東京都外を含め各種の行事に足を運ばれ、以前と同様、様々な分野の人々とお会いになっています。
外国への公式訪問
令和5(2023)年5月に英国国王チャールズ3世陛下の戴冠式にご参列のため英国を、同年9月に日本との外交関係樹立50周年の機会にベトナムを、令和6(2024)年12月に外交関係樹立100周年の機会にトルコを、それぞれの政府の要請により、公式訪問されました。
これ以前の近年における両殿下の外国への公式訪問は下記のとおりです。
| 平成28(2016)年5月 | イタリア(国交樹立150周年) |
| 平成29(2017)年9月〜10月 | チリ(外交関係樹立120周年) |
| 平成29(2017)年10月 | タイ(前国王プーミポンアドゥンラヤデート陛下のご火葬式における献花行事) |
| 平成30(2018)年6月 | アメリカ合衆国(日本人のハワイ州移住150周年) |
| 令和元(2019)年6月〜7月 | ポーランド(国交樹立100周年)・フィンランド(外交関係樹立100周年) |
総裁職など
殿下は、各種団体・組織の総裁もしくは名誉総裁に就任されています。それらの団体の主だった催しには以下のものがあります。
| (公財)山階鳥類研究所 | 山階芳麿賞贈呈式、文部科学省科学研究費補助金(特定奨励費)による研究事業の研究成果発表会など |
| (公社)日本動物園水族館協会 | 通常総会、種保存会議など |
| 日蘭協会 | 年次総会 |
| (特非)全日本愛瓢会 | 展示会・懇談会 |
| 日本水大賞委員会 | 日本水大賞・日本ストックホルム青少年水大賞表彰式 |
| (公財)日本ワックスマン財団 | 学術研究助成金贈呈式 |
| (社福)恩賜 財団済生会 |
済生会総会 |
| (公社)大日本農会 | 農事功績者表彰式 |
| (公社)大日本山林会 | 農林水産祭参加全国林業経営推奨行事賞状伝達贈呈式 |
| (公社)日本植物園協会 | 日本植物園協会大会開会式・表彰式等 |
| 御寺(みてら)泉涌寺を護る会 | 御寺泉涌寺を護る会定期総会 |
- 「御寺泉涌寺を護る会」は、私的なご活動ではありますが、同寺は、天智天皇から昭和天皇までの歴代天皇・皇后・皇族の御尊牌が奉祀されている皇室の御香華院(ごこうげいん)であることから掲載しました。
ご関心事項
公的な活動をされる傍ら、殿下は生き物への深い関心をお持ちです。「生き物文化誌学会」の立ち上げに参加されるなど、人とそれ以外の生き物との関係についての研究をしてこられました。その関連で、今までに『欧州家禽図鑑』、『鶏と人―民族生物学の視点から』、”Chickens and Humans in Thailand: Their Multiple Relationships and Domestication”、『ナマズの博覧誌』などを纏められました。
現在の主なテーマはドメスティケーションで、家畜全般に興味を持っておられます。なかでも野鶏の家畜化過程とその後におこった品種化の要因の意味を、各地域における生活習慣や信仰、人々の嗜好、そして生物学的特徴などの視点から考察されています。このことに関連して、殿下はこれまで、国内における調査のほか、下記のとおり海外でも調査されています。
| 平成5(1993)年8月 | インドネシア |
| 平成6(1994)年8月 | インドネシア |
| 平成10(1998)年8月 | 中国(雲南省) (妃殿下とともに) |
| 平成13(2001)年8月 | タイ、ラオス |
| 平成17(2005)年8月 | タイ |
| 平成19(2007)年8月 | マダガスカル (眞󠄀󠄀子内親王殿下とともに) |
| 平成22(2010)年3月 | ラオス (眞󠄀󠄀子内親王殿下とともに) |
| 平成24(2012)年8月 | ベトナム |
| 平成29(2017)年8月 | ハンガリー (眞󠄀󠄀子内親王殿下とともに) |
また、魚類にも関心をお持ちで、これまでタイにおいて調査をされました。そちらについての履歴は以下の通りです。
- 昭和61(1986)年8月
- 昭和62(1987)年8月
- 平成元(1989)年7月から8月にかけて
- 平成4(1992)年9月
- 平成8(1996)年4月
学位
殿下は、平成8(1996)年9月、鶏の起源とその家畜化についての論文 “Molecular Phylogeny of Junglefowls, genus Gallus and Monophyletic Origin of Domestic Fowls(野鶏ガルス属の分子系統および家鶏の単系起源)”で国立総合研究大学院大学から、博士(理学)の学位を取得されています。
名誉学位
殿下は、今までに幾度となくタイへ魚類や家禽類の調査で訪問され、その成果をいくつかの学術論文や書籍として発表されました。これらのことから、タイにおける水産振興や家禽学への貢献に対し、以下の大学から名誉博士号の贈呈をお受けになりました。
| 平成7(1995)年9月 | カセートサート大学から理学(水産生物学)、ブーラパー大学から理学 |
| 平成11(1999)年7月 | コーンケーン大学から理学(水産学) |
| 平成13(2001)年8月 | シーナカリンウィロート大学とチュラーロンコーン大学から理学 |
| 平成15(2003)年8月 | ウボンラーチャタニー大学から理学(農学) |
| 平成19(2007)年3月 | キングモンクット工科大学から理学(水産学) |
| 平成23(2011)年3月 | カセートサート大学から理学(畜産学)、チエンマイ大学から人文学(人間・環境管理学) |
| 平成24(2012)年11月 | タマサート大学から理学(農業技術) |
| 平成30(2018)年12月 | マハーサーラカーム大学から生物学 |
| 令和7(2025)年2月 | ナレースワン大学から畜産学 |
秋篠宮皇嗣妃殿下のご活動
ご活動の概要
妃殿下は、殿下とご一緒に、公的なご活動に携わられるほか、各種の行事にお出ましになり、多くの人々とお会いになっています。また、その折りには、当該地方事情の視察や関係者とのご懇談等もされています。
定例的に行われている主な行事は以下のとおりです(殿下とご一緒にお出ましになることもあります。)。
地方の行事(年によって東京で行われることがあるものもあります)
- 結核予防全国大会(総裁として)
- 愛育班員全国大会(総裁として)
- 大聖寺文化・護友会総会(名誉総裁として)
- 献血運動推進全国大会(名誉副総裁として)
など
東京都内の行事
- 結核予防関係婦人団体中央講習会(総裁として)
- (公財)結核予防会資金寄附者等感謝状贈呈式(総裁として)
- 全国赤十字大会(名誉副総裁として)
- 青少年読書感想文全国コンクール表彰式
- 「日本賞」教育コンテンツ国際コンクール
- (独行)日本学術振興会特別研究員-RPD研究交流会
など
宮邸内の行事
- (公財)結核予防会国際研修生とのご懇談(総裁として)
- 母子保健奨励賞受賞者ご接見
- ホノルル桜の女王他ご引見
など
この他、令和7(2025)年には、国指定難病「視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)」に罹患した患者とその家族を支援、また、視神経脊髄炎という病気があることを多くの人に知ってもらうことを目的に開催された「チャリティコンサート歩む2025 IN 自由学園 夏の《第九》」やCWAJ(College Women’s Association of Japan)の活動の一つであるVVI(視覚障害者との交流の会)の活動50周年を記念して開催された「CWAJ VVI 50周年記念コンサート」などをご鑑賞になりました。
総裁職など
妃殿下は、各種団体・組織の総裁もしくは名誉総裁等に就任されています。それらの団体の主だった催しには以下のものがあります。
(公財)結核予防会(総裁 平成6(1994)年4月就任)
結核予防全国大会、結核予防関係婦人団体中央講習会、資金寄附者等感謝状贈呈式など
妃殿下は、平成6(1994)年4月、秩父宮妃殿下が昭和14(1939)年からお務めになった財団法人結核予防会(平成22(2010)年に公益財団法人に移行)の総裁に就任されました。上記の行事の他、妃殿下は、結核予防会総裁として、関連する国際会議にも出席されています。
また、令和7(2025)年6月、「第100回日本結核・非結核性抗酸菌症学会学術講演会 -学術講演会100回を祝う記念式典-」に出席されたほか、9月には令和7年度の国の「結核・呼吸器感染症予防週間(9月24日~30日)」の開始にあわせ、北海道結核予防会(結核予防会北海道支部)の啓発活動、健診、結核予防婦人会活動などをご視察になりました。
妃殿下は、昭和6(1931)年に結核を専門とする東京府立清瀬病院ができたことをきっかけとし、その後、次々と結核療養所が建てられ、現在も結核の治療に関連する施設が多く立地している東京都清瀬市をたびたび訪問されています。同市の中学校のご訪問、BCGワクチンを製造する工場のご見学、清瀬市郷土博物館での結核対策に関する展示のご覧、結核医療ゆかりの地のご訪問などを通して、現在の日本での結核対策やその歴史への理解を深めることに努めていらっしゃいます。令和7(2025)年11月には、清瀬市と公益財団法人結核予防会および日本ビーシージー製造株式会社と共催で初めて開催された「清瀬結核サミット」に出席されました。
(社福)恩賜財団母子愛育会(総裁 平成22(2010)年10月就任)
愛育班員全国大会など
妃殿下は、平成22(2010)年10月、三笠宮妃殿下が昭和23(1948)年4月からお務めになった社会福祉法人恩賜財団母子愛育会の総裁に就任されました。上記の行事の他、妃殿下は、母子愛育会総裁として、母子健康手帳の分野において関連する国際会議へのご出席もされています。令和3(2021)年にオンラインで開催された「第22回世界妊娠高血圧学会(ISSHP 2021)」、令和5(2023)年に東京で開催された「第22回アジア・オセアニア周産期学会学術集会(FAOPS 2023)」など、周産期に関する国際的な学術集会にあたり、開会式でおことばを述べられるとともに、関係者とご懇談になり、基調講演などを聴講されています。
また、各地域をお訪ねになり、地域住民の健康づくりや子育て支援に取り組む愛育班の活動をご視察になるとともに、自らも参加されています。令和7(2025)年2月、山梨支部の活動をご視察になるとともに、「中央市子育て支援センター」および「産前産後ケアセンター ママの里」をご訪問になりました。10月、佳子内親王殿下とご一緒に「瀬戸内国際芸術祭2025」のご臨席に併せて、「母子愛育会愛育班員活動」をご視察になりました。11月、シンポジウム「愛育・地域づくり活動交流会」にご臨席になりました。
大聖寺文化・護友会(名誉総裁 平成27(2015)年4月就任)
大聖寺文化・護友会総会
妃殿下は、平成27(2015)年4月に、尼門跡寺院の筆頭である大聖寺の文化を護り支える「大聖寺文化・護友会」の名誉総裁に就任されました。毎年開催される総会にご出席になり、その際には、大聖寺の御宝物や調度品やお庭、茶道のお点前などをご覧になり、これまで文化・伝統を護ってこられた御門跡をはじめとする関係の方々と懇談されています。
令和4(2022)年には大聖寺に伝わる昭憲皇太后の御大礼服の修復と研究プロジェクトが完了しました。京都や奈良にある尼門跡寺院のさまざまな文化財の調査・保存にも心を寄せておられ、皇室にゆかりのある伝統と文化を次世代につなげることを願っておられます。
- 私的ご活動ではありますが、同寺は、「御寺御所(おてらのごしょ)」とも呼ばれる、第24代までの門跡を内親王が務めた尼門跡寺院の筆頭であり、また、皇室ゆかりの品々を多く保有するなど、皇室とゆかりが深いことから掲載しました。

日本赤十字社(名誉副総裁 平成4(1992)年3月就任)
全国赤十字大会、フローレンス・ナイチンゲール記章授与式、献血運動推進全国大会など
妃殿下は、平成4(1992)年に日本赤十字社名誉副総裁に就任されました。全国赤十字大会やフローレンス・ナイチンゲール記章授与式、各地の赤十字支部大会にご臨席になりました。
皇嗣妃のお立場となられた令和元(2019)年からは、上記の全国赤十字大会、フローレンス・ナイチンゲール記章授与式に加え、それまで当時の皇太子殿下がご臨席になりおことばを述べられていた献血運動推進全国大会にご臨席になっています。大会開催地では、献血センターを訪問して子どもたちが献血体験教室で学ぶ姿などをご覧になっています。COVID-19の流行時には、オンラインで愛媛県や北海道の献血センターをご視察になりました。都内では、令和4(2022)年の「世界献血者デー」に国連大学前で行われた献血活動や、霞会館での献血活動などにもいらっしゃいました。献血運動に携わる方々との交流を重ねながら、医療に必要な血液が今後も安定して供給されるよう、運動の輪がさらに広がっていくことを願っておられます。
その他のご活動
妃殿下は、青少年教育に深いご関心を寄せられており、子どもが本に親しむ機会をつくることや読書の感動を文章に表現することを通して豊かな人間性や考える力を育むという趣旨で実施されている青少年読書感想文全国コンクール表彰式、世界の教育番組の質の向上を図るとともに国際的な理解と協力の増進に役立つことを目的とする教育コンテンツの国際コンクールである「日本賞」教育コンテンツ国際コンクールにご臨席になっています。これらはいずれも、それまでは当時の皇太子殿下が、令和元(2019)年からは、皇嗣妃のお立場となられた妃殿下がご臨席になっているものです。
妃殿下は、若手研究者の子育て支援や学術研究分野における男女共同参画にも深い関心をお持ちであり、若手研究者が出産・育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるよう支援する独立行政法人日本学術振興会の特別研究員-RPD(Restarted Post Doctoral fellowship)研究交流会には、平成18(2006)年のRPD制度創設以降、毎年ご臨席になっています。
母子保健の分野では、上記の母子愛育会総裁としてのご活動の他にも、母子保健に携わる保健師、助産師、看護師、医師、歯科医師、栄養士、歯科衛生士、保育士、母子保健推進員などを対象に、全国各地で母子保健の発展向上に寄与し、その業績が顕著であり、将来も引き続き優れた活躍が期待できる個人に対して贈呈される母子保健奨励賞受賞者の受賞者とご接見し、母子保健分野で活躍する関係者と交流しておられます。母子保健奨励賞受賞者とのご接見は、これまで当時の皇太子同妃両殿下が行われていましたが、お代替わりに伴い、令和元(2019)年以降、皇嗣妃殿下が行われているものです。
これらの他、ホノルル日系人青年商工会議所(HJJCC)が日本文化の継続と若い日系女性の暮らしを豊かにすることを目的に開催する「ホノルル桜祭り」で選出されるホノルル桜の女王他とご引見になっています。
関連事項
妃殿下は、結核対策や母子保健に関するご活動を通して、人々の心身の健康へのご関心を深められ、健康心理学分野のご研究をされています。平成21(2009)年2月、独立行政法人日本学術振興会名誉特別研究員に就任され、結核にかかわる人々の健康行動について、結核予防会やお茶の水女子大学と協力して、ご研究を進められました。研究成果をまとめた論文「結核予防の意識と行動について―結核予防婦人会講習会参加者・女子大学生の調査より―」をお茶の水女子大学に提出され、平成25(2013)年3月に博士(人文科学)の学位を取得されました。平成29(2017)年6月には、お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所の特別招聘研究員に就任されています。
妃殿下は、学生時代から手話を学ばれ、手話やきこえない方、きこえにくい方に関して深い関心をお持ちになっており、関係する催しにお出ましになるとともに、筑波大学附属聴覚特別支援学校や筑波技術大学などの教育施設をお訪ねになっています(妃殿下は、長年にわたり、「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」や「手話パフォーマンス甲子園」などにお出ましになり、手話でお言葉を述べられていました。現在、これらの行事には、佳子内親王殿下がお出ましになっています。)。また、妃殿下は、目の見えない方、見えにくい方にもお心をお寄せになり、筑波大学附属視覚特別支援学校などの教育施設をお訪ねになっています。
眞󠄀󠄀子内親王殿下(当時)のご活動
眞󠄀󠄀子内親王殿下は、平成23(2011)年10月にご成年をお迎えになりました。平成26(2014)年3月に国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科を卒業され、平成28(2016)年1月には、英国レスター大学大学院博物館学研究科をご修了になりました。また、平成28(2016)年4月から令和3(2021)年8月までの間、東京大学総合研究博物館の特任研究員に就かれました。
平成27(2015)年10月に公益財団法人日本テニス協会の名誉総裁にご就任になり、全日本テニス選手権やジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップスなどにお出ましになったほか、平成28(2016)年6月には、公益社団法人日本工芸会の総裁にご就任になり、日本伝統工芸展において総裁賞並びに高松宮記念賞を選定されるとともに授賞式などにお出ましになりました。また、森と花の祭典―「みどりの感謝祭」式典や「みどりの『わ』交流のつどい―都市の緑三賞表彰式―」、全国都市緑化祭、国民体育大会閉会式などにお出ましになりました。
平成27(2015)年12月には外交関係樹立80周年の機会にエルサルバドル及びホンジュラスを、平成28(2016)年9月には日本人移住80周年の機会にパラグアイを、平成29(2017)年5月から6月にはブータン花の博覧会の開催にあたりブータンを、平成30(2018)年7月には日本人移住110周年の機会にブラジルを、令和元(2019)年7月には日本人移住120周年の機会にペルー及びボリビアを、それぞれご訪問になりました。
令和3(2021)年10月、小室圭氏とご結婚になりました。また、公益財団法人日本テニス協会の名誉総裁並びに公益社団法人日本工芸会の総裁をご退任になりました。
佳子内親王殿下のご活動
佳子内親王殿下は、平成26(2014)年12月にご成年をお迎えになりました。平成31(2019)年3月に国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科を卒業されました。また、令和3(2021)年5月に一般財団法人全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員に就かれました。
内親王殿下は、国内で様々な公的なご活動に携わっておられます。例えば、「少年の主張全国大会」、公益社団法人ガールスカウト日本連盟の催し、「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」、「全日本高等学校馬術競技大会」、「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」、「産経児童出版文化賞贈賞式」、「みどりの『わ』交流のつどい」、「全国都市緑化祭」、「みどりの感謝祭」、「国民スポーツ大会」(令和5(2023)年までの大会名は「国民体育大会」)、「全国障害者スポーツ大会」などにお出ましになっています(お関わりの時期が早かった順に掲載しています)。
また、令和4(2022)年には「日本乳癌学会創立30周年記念式典」などに、令和5(2023)年には「東北大学女子大生誕生110周年・文系女子大生誕生100周年記念式典」などに、令和6(2024)年には「日本アグーナリー(国際障がいスカウトキャンプ大会)」や「国際陶磁器フェスティバル美濃’24」などにご臨席になりました。令和7(2025)年には知的障害のある人や家族、支援者によって構成された団体の全国組織である「全国手をつなぐ育成会連合会」の70周年を記念する「第10回全国大会 東京大会/本人大会」に出席されました。
令和3(2021)年10月には公益財団法人日本テニス協会の名誉総裁にご就任になり、試合や式典などにお出ましになっています。また、令和4(2022)年6月には公益社団法人日本工芸会の総裁にご就任になり、「日本伝統工芸展」や地方展、各部会展などにお出ましになっています。
海外への公式訪問としては、令和元(2019)年9月、友好150周年の機会にオーストリアを、外交関係開設150周年の機会にハンガリーを、令和5(2023)年11月、外交関係樹立150周年の機会にペルーを、令和6(2024)年5月、外交関係樹立125周年及び「日本・ギリシャ文化観光年」の機会にギリシャを、令和7(2025)年6月、外交関係樹立130周年及び「日本ブラジル友好交流年」の機会にブラジルを、それぞれご訪問になりました。
以下のページには、1年間のご活動がより詳細に紹介されている文書や、佳子内親王殿下の主な式典におけるおことば、外国ご訪問時のおことば・ご感想、国立基督教大学ご卒業に際しての文書回答、ご成年をお迎えになるに当たっての記者会見などが掲載されています。
悠仁親王殿下のご活動
悠仁親王殿下は、令和7(2025)年3月に筑波大学附属高等学校を卒業され、4月に筑波大学生命環境学群生物学類に進学されました。
令和7(2025)年9月6日、皇居において成年式が行われました。関連して、同年9月8日に神宮、神武天皇山陵を、9日に昭和天皇山陵並びに香淳皇后山陵、大正天皇山陵、貞明皇后山陵を参拝され、10日に午餐が行われました。また、令和8(2026)年2月26日に明治天皇山陵並びに昭憲皇太后山陵、孝明天皇山陵、英照皇太后山陵をご参拝になりました。
悠仁親王殿下は、成年式をお済ませの後、学業に支障がない範囲で、新年及び天皇誕生日の祝賀の儀や一般参賀などの宮中行事に参列されているほか、さまざまなご活動をなさっています。
令和7(2025)年、秋篠宮皇嗣同妃両殿下並びに佳子内親王殿下とご一緒に、「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」(東京都写真美術館)や「戦後80年 戦争と子どもたち」(板橋区立美術館)をご覧になったほか、第60次沖縄豆記者とお会いになり、琉球舞踊「真木の会」をご鑑賞になりました。また、「2025日本国際博覧会」会場をご視察(秋篠宮皇嗣殿下とご一緒)、「東京2025世界陸上選手権大会」競技をご覧(佳子内親王殿下とご一緒)になりました。
「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」では、開会式にご臨席(秋篠宮皇嗣同妃両殿下並びに佳子内親王殿下とご一緒)、伊豆大島で行われたオリエンテーリング競技をご覧(秋篠宮皇嗣妃殿下とご一緒)になったほか、大会終了後に宮邸を訪ねられた日本選手団代表とお会い(秋篠宮皇嗣同妃両殿下並びに佳子内親王殿下とご一緒)になりました。なお、伊豆大島ご訪問の際には、併せて島内をご視察になるとともに、多くの島民の皆さんと交流されました。
令和8(2026)年2月上旬、秋篠宮皇嗣殿下とご一緒に、「全国学校・園庭ビオトープコンクール2025」発表大会にご臨席になりました。また、3月下旬に、秋篠宮皇嗣殿下とご一緒に、「2025年度富士スカウト章受章代表スカウト」とお会いになりました。地方においては、秋篠宮皇嗣妃殿下とご一緒に、3月上旬、北海道で開催された「世界スキーオリエンテーリング選手権大会2026」の競技をご覧になり、選手や子どもたちをはじめ多くの人々とお会いになりました。