眞子内親王殿下のご紹介

ご略歴

文仁親王第一女子

項目 詳細
平成3年10月23日 ご誕生
お印 木香茨
   
平成 8年4月 学習院幼稚園ご入園
      10年3月    同     ご卒園
             4月 学習院初等科ご入学
      16年3月    同     ご卒業
             4月 学習院女子中等科ご入学
      19年3月    同        ご卒業
             4月 学習院女子高等科ご入学
      22年3月    同        ご卒業
             4月 国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンツ学科ご入学
(この間,ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン及びエディンバラ大学にてご修学)
      26年3月    同                           ご卒業
             9月 レスター大学大学院博物館学研究科ご入学
      27年9月    同                   ご修了
      28年1月 レスター大学大学院より修士(博物館学)ご取得
             9月 国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科 博士後期課程ご入学
   
総裁職など (公社)日本工芸会 総裁
(公財)日本テニス協会 名誉総裁
東京大学総合研究博物館特任研究員

ご活動の概要

眞子内親王殿下には,学習院女子中等科ご在学中から少年の主張全国大会ご聴講などご活動を始められた。同高等科ご在学中には,恩賜上野動物園において「子ども動物園60周年記念野間馬贈呈式」にご臨席になり,初めて単独で公的な場面にお出ましになるとともに,秋篠宮同妃両殿下とご一緒に地方でのお仕事に積極的に参加してこられた。国際基督教大学教養学部をご卒業になってからは各方面からの要請に応えて,様々な活動をなさっている。

皇居では,宮殿での新年祝賀の儀をはじめ講書始,歌会始,学術,文化,スポーツ等各界功績者のためのお茶会,国賓や在京外国大使のご接遇など多数の儀式・行事に陪席してこられた。宮邸においても,学術,文化等に関するご進講をお受けになるほか,お招きをした人々にお会いになり,離任大使などを引見された。ご成年以降の内親王殿下の宮殿,宮邸などでの行事ご出席は210回にのぼっている。

また,内親王殿下は都内や地方で行われる式典や行事に数多くご臨席になっておられる。その中には,全国高校生の手話によるスピーチコンテスト,全国高等学校馬術競技大会,全国高等学校総合文化祭,国民体育大会などがあり,ご都合のつく限りご出席になり,若い世代を中心とする参加者を励ましてこられた。そのうち8つの式典においてお言葉を述べられている。また,セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンなど福祉・慈善団体の行事などにもご臨席になっており,地方へお成りの折には,福祉や文化施設など,それぞれの地方の事情もご視察になっておられる。

ご成年以降,地方への公的なお成りは20回になり,16府県をお訪ねになっており,都内でのお成りは78回を数える。

さらに,平成27年10月に公益財団法人日本テニス協会の名誉総裁に就任され,第90回全日本テニス選手権の表彰式にご臨席の際には,天皇杯を授与された。また,平成28年6月には,公益社団法人日本工芸会の総裁に就任され,同会の主要事業である日本伝統工芸展において,総裁賞並びに高松宮記念賞を選定されるとともに授賞式にご臨席になっておられる。

外国との関係では,平成15年から私的に海外を訪問されているが,平成27年以降、ご単独で3回にわたって、4ヵ国を公式にご訪問になっている。平成27年12月には,外交関係樹立80周年の機会にエルサルバドル共和国及びホンジュラス共和国を,平成28年9月には日本人移住80周年の機会にパラグアイ共和国を,最近では,本年6月のブータン花の博覧会の開会式にご臨席のためブータン王国を公式に訪問され,それぞれの国で,元首ならびに元首夫人を始め、政府要人から市民まで幅広い層の人々とお会いになり,その国の歴史や文化,社会などにも深い理解を示されるなど,国際親善の実をあげてこられた。ご訪問になったいずれの国においても「お言葉」を述べておられ,公式ご訪問4ヵ国でのお言葉は12回である。

眞子内親王殿下は,国際基督教大学ご在学中,特に美術の分野に関心を持たれ,3年次からは、メジャー(専修分野)として美術・文化財研究を専攻されるとともに,学芸員の資格も取得された。また,ご卒業後の平成26年9月から27年9月までは,レスター大学大学院博物館学研究科において修学され,平成28年1月に文学修士(博物館学)の学位を取得された。

平成28年4月からは非常勤の特任研究員として,東京大学総合研究博物館に週3回勤務しておられる。また,同年9月に国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科の博士後期課程にご入学になり,比較文化を研究領域として今までご研鑽を重ねてこられた博物館学を中心にご研究に取り組まれている。