天皇陛下がお稲刈りを行われました。(皇居内生物学研究所)

令和5年9月26日

宮内庁総務課広報室


天皇陛下は9月13日(水)、生物学研究所脇の水田において、お稲刈りを行われました。

お稲刈りになったのは、5月16日にお田植えになった粳米うるちまいのニホンマサリと、糯米もちごめのマンゲツモチの2種類で、一株一株丁寧に計20株をお手刈りになりました。

神嘗祭かんなめさい新嘗祭にいなめさいの折には、収穫された稲や精米されたお米をお供えになります。


ご視察
お稲刈りをなさる天皇陛下(令和5年9月13日)

ご視察 ご視察
水稲をお手まきになる天皇陛下(令和5年4月11日) お田植えをなさる天皇陛下(令和5年5月16日)

天皇陛下は、我が国の農耕文化の中心である稲作について、昭和天皇のお始めになった行事を上皇陛下からお引継ぎになりました。


  【神嘗祭かんなめさい(10月17日)】

賢所に新穀しんこくをお供えになる神恩感謝しんおんかんしゃの祭典。この朝天皇陛下は神嘉殿しんかでんにおいて伊勢の神宮をご遙拝ようはいになります。

  【新嘗祭にいなめさい(11月23日)】

天皇陛下が、神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになって、神恩を感謝された後、陛下自らもお召し上がりになる祭典。宮中恒例祭典の中の最も重要なもの。天皇陛下自らご栽培になった新穀もお供えになります。