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ながさきピース文化祭2025(第40回国民文化祭及び第25回全国障害者芸術・文化祭)にご臨場、併せて地方事情をご視察(長崎県)

【令和7年9月12日(金)行幸啓1日目】

長崎原爆資料館 ご視察(長崎市)

天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、被爆の実相を伝え平和を発信する拠点施設である長崎原爆資料館をご視察になりました。

同資料館では、大型被災資料の展示や被爆した浦上天主堂の側壁の再現模型などにより、被爆直後の長崎の惨状を再現しており、両陛下と愛子内親王殿下は、実物資料や、写真の展示、館長の説明等から伝わってくる原爆被害の悲惨さや、被爆された方々が受けた差別・偏見に深く心を痛められました。また、ジオラマを用いた説明を通じて、被爆前後の長崎市街や、被害の状況などについて、理解を深められました。

館長から説明をお聞きになる天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下

長崎原爆資料館 被爆者等とのご懇談(長崎市)

次に両陛下と愛子内親王殿下は、被爆者、被爆体験伝承者とご懇談になり、お一人お一人のお話に丁寧に耳を傾けられ、親しくお声をお掛けになりました。

両陛下と愛子内親王殿下は、被爆者の方々が経験された苦難の一端に触れ、その苦労をしのぶとともに、これまでのつらい体験を自ら語ることを通じて、平和の大切さを伝えていることに、深い敬意を抱かれました。さらに、被爆者の体験を伝承する活動をしている若い被爆体験伝承者ともご懇談になり、戦後80年が経ち、被爆を体験した世代が減りつつある中で、若い人々の活動を通じて、被爆された方々のご苦労を次の世代に語り継いでいくことは、大変意義深いことと思われました。

初めて長崎県をご訪問になった愛子内親王殿下は、改めて原爆被害の実相を肌で感じるとともに、苦難を乗り越えてこられた長崎の人々の強い平和希求の思いを深く心に刻まれました。

被爆者とご懇談になる天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下