天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、原爆で大勢の生徒を亡くされた、純心女子学園のシスター方が生徒たちの慰霊のために、その生徒たちに代わって原爆で傷つかれた方々を迎え、幸せな生活を送ることができるよう願って作られ、運営されてきた、恵の丘長崎原爆ホームをご訪問になりました。

両陛下と愛子内親王殿下は原爆で大変な思いをされた入所者の方々が今、このホームで穏やかな日々を送っておられることに安堵し、うれしくお思いになりました。そして、入所者の方々の被爆体験やその後のさまざまな困難、苦労を乗り越えてこられた話に熱心に耳を傾けられました。また、愛子内親王殿下は入所者の方々が経験された大変な苦難の一端に触れることを通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さについて、思いを新たにされました。