科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(「STSフォーラム」)第22回年次総会開会式及びオープニングセッションにご臨席並びに地方事情をご視察、併せて2025年日本国際博覧会会場をご視察(京都府・大阪府)
【令和7年10月5日(日)行幸啓2日目】
科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(「STSフォーラム」)第22回年次総会開会式及びオープニングセッションにご臨席(京都市)
天皇皇后両陛下は、国立京都国際会館で開催された、科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(「STSフォーラム」)第22回年次総会開会式及びオープニングセッションにご臨席になりました。
天皇陛下が同フォーラムにご臨席になるのは、皇太子時代を含めて6回目、両陛下がそろってご臨席になるのは2回目です。
3日間開催されるフォーラムでは、ノーベル賞受賞者を含む世界的な科学者をはじめ、各国の科学技術大臣、企業のトップ、研究機関の責任者、大学学長、影響力のあるジャーナリストなど様々な分野のオピニオンリーダーが一堂に会し、国境や専門分野の垣根を越えて、100年から500年先の人類の未来を見据えた科学技術の課題や方向性について議論を展開するとともに、喫緊の課題であるAIと社会の問題について「2030年以降のAI」と題して意見交換しました。
開会式の冒頭、天皇陛下は、英語でおことばをお述べになりました。
【天皇陛下のおことば】科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)第22回年次総会開会式
両陛下は、平成16年に設立されて以来、活発な協議が続けられてきたこのフォーラムが、今年も開催されることを喜ばしく思われました。また、今年の主要なテーマであるAIをはじめ、科学技術の光と影や人類の持続可能性にかかわる諸問題を、様々な分野の世界的な有識者が学際的なネットワークを構築しつつ、議論を重ねることは大変意義深いものとお思いになりました。今回のフォーラムでも活発な議論が展開され、実りのある成果が生まれることを願われました。
第22回年次総会開会式にご臨席になる天皇皇后両陛下