1.17のつどい-阪神・淡路大震災30年追悼式典-にご臨席、併せて地方事情をご視察(兵庫県)
令和7年3月13日
宮内庁総務課広報室
令和7年1月16日(木)から同17日(金)、天皇皇后両陛下は、1.17のつどい-阪神・淡路大震災30年追悼式典-にご臨席、併せて地方事情をご視察のため、兵庫県をご訪問になりました。
両陛下が兵庫県を訪問されるのは令和4年11月に第41回全国豊かな海づくり大会へのご臨席以来、約2年ぶりとなります。
両陛下は、多くの兵庫県民の皆さんに温かく迎えていただいたこと、また、関係者の方々が万全の準備を進めてこられたことに、心から感謝されました。
- 1日目:復興状況・県勢概要 ご聴取、兵庫県立兵庫津ミュージアム ご視察
- 2日目:1.17のつどい-阪神・淡路大震災30年追悼式典- ご臨席、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター ご視察
【令和7年1月16日(木) 行幸啓1日目】
兵庫県立兵庫津ミュージアム ご視察
天皇皇后両陛下は、兵庫県立兵庫津ミュージアムをご視察になりました。
始めに、特別展示「1995.1.17から30年。あらためて知る阪神・淡路大震災」をご覧になりました。この特別展示は、阪神・淡路大震災を、写真やデータ、実物資料、映像等で振り返り、多くの国内外からの支援に支えられて創造的復興を進めてきたことを改めて知らせ、これからの災害に備えて、震災の経験と教訓を次世代に伝える取組を紹介するものです。
次に地元の関係者とご懇談になりました。両陛下は、各関係者が、それぞれの被災体験、震災を契機に開始した活動等について説明する中、音楽や落語、多文化共生、障害のある方の表現活動、起業活動など、様々な立場から地域の復興に尽力されてきていることを直接お聞きになり、その熱意と努力を頼もしく思われました。
続いて両陛下は、古代から現代までの兵庫県の歴史が展示されている常設展示をご覧になり、 興味深く見学されました。また、学生時代に研究された『兵庫北関入舩納帳』に関する展示をご覧になった天皇陛下は、当時を懐かしく思い出されました。
次に両陛下は、スティールパンの楽団による演奏をご覧になりました。両陛下は、楽団のリズミカルで温かみのある音色の演奏をお楽しみになったほか、楽団のこれまでの活動やスティールパンについてお話をお聞きになり、うれしく思われました。
【令和7年1月17日(金)行幸啓2日目】1.17のつどい-阪神・淡路大震災30年追悼式典ご臨席、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター ご視察へ