この度，スウェーデン国ヴィクトリア皇太子殿下とダニエル殿下の御結婚式への参列のため，初めてスウェーデン国を訪問できたことを大変うれしく思います。
19日，ストックホルム大聖堂での御結婚式に参列いたしましたが，歴史ある荘厳な大聖堂において，スウェーデン国内外から出席された多くの参列者の皆様と御一緒に，お二方のお幸せをお祈りいたしました。
スウェーデン国滞在期間中，王宮の周りはもちろんのこと，行く先々の沿道でお二方の御成婚をお祝いするスウェーデン国民の皆様を拝見し，この御成婚は，国民の皆様からの温かい祝福に満ちた，すばらしいものだったと改めて感じております。スウェーデン国国王王妃両陛下をお始め，スウェーデン王室の皆様及びスウェーデン国民に，心からのお祝いを申し上げます。
スウェーデン国滞在中，スウェーデン国国王王妃両陛下には，18日の両陛下主催のストゥーレホフ城での御昼食会やレセプションから始まり，すべての公式行事において，お心のこもった温かいおもてなしを頂き，心から感謝申し上げております。また，この機会に，各国から参列された王室の方々を始め，出席者の皆様と親交を深める機会を持つことができ，有り難く思っております。この背景には，天皇皇后両陛下が長年にわたって築いてこられた親密な関係が基礎にあるものと深く感謝申し上げますとともに，これを更に深めていく決意を新たにいたしました。
また，滞在期間中，ストックホルム市内を中心に美しい街並みや，スカンセン野外博物館やヴァーサ号博物館など，スウェーデン国の文化とその歴史的背景などに接することができ，深く感銘を受けました。滞在最終日にはノーベル博物館を訪問後，歩いてストックホルムの市街地を散策することもできました。スウェーデン国滞在中に訪れたそれぞれの場所で，スウェーデン国民の温かい歓迎を受けたことをうれしく思っています。
なお，今回の訪問に雅子が同行できなかったことは残念でしたが，本人もこの度の御結婚式への御招待を，とても有り難く思っております。また，現地にてお目に掛かった方々からお見舞いとお励ましの言葉を頂いたことに厚く御礼を申し上げます。
終わりに，今回の訪問に当たり，きめ細かい配慮の上に準備をしていただいたスウェーデン王室，政府関係者などに心から感謝いたします。
