ご祝意の伝達(ノーベル医学生理学賞受賞にあたり天皇皇后両陛下のご祝意伝達(平成24年10月9日))

ご祝意の伝達

ノーベル医学生理学賞受賞にあたり天皇皇后両陛下のご祝意伝達

9日午前,侍従長より山中教授に対して電話し,両陛下は今般の山中教授のノーベル医学生理学賞受賞を心から喜んでおられ,お祝いをお伝えするようご指示を頂いた旨,また,これからますます忙しくなられるであろうことから,健康に十分留意されつつ研究をお続けになるようにと併せてお伝えするようにとのお言葉をお伝えしました。

また,その際,侍従長より山中教授に,両陛下は,皇太子同妃両殿下時代から毎年,昭和天皇の御在位60年を記念して創設された国際生物学賞の受賞者にお会いになっておられ,今般山中教授と共に受賞したガードン博士は,昭和62年第三回国際生物学賞の受賞者であり,その際ガードン博士に会われたことを懐かしく思い起こしておられる旨伝えました。

なお,両陛下は,平成21年4月に文部科学省研究振興局長及び山中教授を始めとする学者方を御所に招いてiPS細胞について御懇談なさった経緯があり,その後も,平成22年6月に開催された恩賜賞・日本学士院の受賞者を招いての茶会,同年11月に開催された文化勲章受章者及び文化功労者を招いての茶会,さらには本年6月開催された国際幹細胞学会などの機会に山中教授とお会いになっておられます。

平成24年10月9日:宮内庁