週刊新潮12月24日号の記事について(令和2年12月18日)

令和2年12月18日
宮内庁

週刊新潮12月24日号は「小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒」と題する記事を掲載し,12月17日の朝刊に上皇后さまのお写真と共に大きな字で「宮内庁長官を動かした上皇后」との広告を載せています。

この記事は,宮内庁長官の12月10日の記者会見における秋篠宮眞子内親王殿下のご結婚に関する発言について,「もっぱら上皇后さまの強いご懸念が影響しています」とし,また,「上皇后さまのご意向を受け,宮内庁トップが代理人を皇居内に呼び出し,最後通牒を突きつけた」と報じています。

先般,長官は上皇上皇后両陛下に本年度補正予算のご報告に上がっていますが,その折,上皇后さまは報告をお聴きになるだけで,ご発言は皇室の皆様のご健康についてご無事を問われることだけでした。眞子内親王殿下のお話は全く出ておりません。今回の記者会見での長官発言は,記者質問に応じて,長官としての考えを述べたものであり,また,小室さんの代理人と会ったのも,長官自身の判断によるもので,事前に上皇陛下や上皇后さまのご指示を受けたとか,お諮りをしたとか,あるいはご意向を汲んだといった事実は全くありません。

眞子内親王殿下をめぐる週刊誌報道については,既に宮内庁ホームページで二度にわたり,上皇上皇后両陛下が首尾一貫して一切の発言を慎まれていること,また,上皇后さまの名の下に様々な事実に反する報道がなされていることに上皇上皇后両陛下も深く傷つかれ,お心を痛めておられることを説明してきました。86歳というご年齢でご自分も病いを持たれながら,上皇陛下のお世話を唯一の務めとして過ごしておられる上皇后さまに対し,このようなことが引き続き行われていることは誠に遺憾であります。

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