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奈良国立博物館における『第77回正倉院展』開催のお知らせ

『第77回正倉院展』が、令和7年10月25日(土)から11月10日(月)まで、奈良国立博物館において開催されます。

正倉院事務所からは、77件の宝物を出陳します。聖武天皇御遺愛品を中心とした北倉の宝物で、「国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)」※ に記載のある「木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)」が、サイコロ(「双六頭(すごろくとう)」)や駒(「水精双六子(すいしょうのすごろくし)」ほか)とともに展示されます。

また、昭和43年以来、六扇揃っての出陳となる「鳥毛篆書屏風(とりげてんしょのびょうぶ)」、刀剣類の中でも屈指の優品である「漆塗鞘御杖刀(うるしぬりのさやのごじょうとう)」(仕込み杖)、ペルシヤで製作されたガラス器に台脚を付けた異国情緒溢れる「瑠璃坏(るりのつき)」のほか、東大寺盧舎那仏の開眼法要に用いられた「天平宝物筆(てんぴょうほうもつふで)」・「縹縷(はなだのる) 第1号」や、「蘭奢待」の雅名を持ち、織田信長や明治天皇が切り取ったことでも知られる「黄熟香(おうじゅくこう)」など、歴史上名高い品々も展示されます。

史料では、天平5年(733)に出雲国と中央諸官庁等の間でやり取りされた公文書を書き上げた同6年の「出雲国計会帳」を含む「正倉院古文書正集(しょうそういんこもんじょせいしゅう) 第30巻」などが展示されます。

  • 光明皇后が聖武天皇の遺愛品を東大寺盧舎那仏に献納した際の目録。今回は出陳されません。
「木画紫檀双六局
(もくがしたんのすごろくきょく)」
「瑠璃坏(るりのつき)」
「天平宝物筆(てんぴょうほうもつふで)」
名称 『第77回 正倉院展』
主催 奈良国立博物館
会場 奈良国立博物館 東新館・西新館
奈良市登大路町50(奈良公園内)
電話 NTTハローダイヤル 050-5542-8600
会期 令和7年10月25日(土)~11月10日(月)
出陳宝物 牙笏(げしゃく) 以下77件(初公開宝物6件)

詳細は奈良国立博物館ホームページまで