海軍博物館ご視察
令和6年12月6日(金)






海軍博物館はオスマン帝国時代の明治30(1897)年に建設された、海洋分野ではトルコ最大の博物館であり、トルコ初の軍事博物館です。館内には、帝国時代から近代に至る様々な展示があり、世界最古の木造船舶である朱塗りのガレー船やカイーク(手漕ぎボート)をはじめ、アタテュルク初代大統領所有とされるボートなど、数多くの船舶などがところ狭しと展示されています。あわせて、トルコ海軍の歴史をたどる展示も常設されており、その中には、明治23(1890)年に和歌山県串本町沖で遭難したエルトゥールル号ゆかりの文物等も展示されています。
両殿下は、ガレー船やカイークに描かれた精緻な文様や、船の材質などにご関心を示されながら熱心にご覧になりました。エルトゥールル号関連の展示では、乗組員の集合写真や、遭難事故後、日本国内で義援金集めに奔走した山田寅次郎の書簡などをご覧になりました。