令和5年11月29日
宮内庁総務課広報室
10月29日（日）、天皇皇后両陛下は、東京競馬場で開催された競馬法100周年記念特別展「伝統の天皇賞 ～日本競馬のあゆみとともに～」及び第168回 天皇賞（秋）競走をご覧になりました。
天皇皇后両陛下は、生産者や調教師、厩務員、騎手等、競走馬に関わる様々な方の思いや苦労をお聞きになり、おねぎらいになるとともに、競馬の振興についての理解を深められました。
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| 東京競馬場の貴賓席バルコニーにお立ちになる天皇皇后両陛下 |
天皇皇后両陛下は、天皇賞（秋）競走のご覧に先立ち、JRA競馬博物館において開催されていた競馬法100周年記念特別展をご覧になりました。御下賜品の歴史や明治天皇以降の歴代天皇と競馬・馬に関する展示品、「敬宮愛子内親王殿下御誕生慶祝 有馬記念（GⅠ）（第46回グランプリ）」のレーシングプログラムなどの展示品について、説明者の説明を熱心にお聞きになり、関心深くご覧になりました。
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| 特別展をご覧になる天皇皇后両陛下 | |
天皇皇后両陛下は、特別展をご覧の後、貴賓室のバルコニーから天皇賞（秋）競走をご覧になりました。両陛下は、双眼鏡をご使用になって、出走馬の本馬場入場から競走馬の様子を興味深くご覧になったほか、レース中もお立ちになり、競馬場に来場された多くのファンとともにお楽しみになりながら、ご覧になりました。
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| 来場者からの歓声にお応えになる天皇皇后両陛下 |
レース後、両陛下は、勝利騎手であるC.ルメール騎手からの馬上礼をお受けになりました。また、両陛下は、天皇賞（秋）の表彰式もご覧になり、優勝馬であるイクイノックスの関係者を拍手で祝福されました。
その後、両陛下は、天皇賞（秋）に続いて開催されたレース（秋嶺ステークス）をご覧になりました。このレースには、元競走馬で、現在皇宮警察本部の護衛馬である白麗（旧名：マイヨブラン）の妹に当たる競走馬（ハイアムズビーチ）が出走しており、両陛下はご縁を感じられました。
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| 白麗（旧名：マイヨブラン） （提供：皇宮警察本部） |
天皇陛下が競馬競走を競馬場でご覧になったのは、皇太子時代の平成26年の東京優駿（第81回日本ダービー）以来で、天皇賞競走をご覧になったのは初めてです。皇后陛下は初めて競馬場で競馬競走をご覧になりました。
【競馬法】
馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するとともに、地方財政の改善を図るために行う競馬について定められた法律です。旧競馬法は大正12年（1923年）に制定されました。
【日本中央競馬会（JRA）】
農林水産省が所管する特殊法人で、競馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するために昭和29年（1954年）に設立されました。国庫納付金を納め、畜産振興や社会福祉に貢献しています。
