天皇陛下は、狭山茶生産が盛んな入間市の埼玉県茶業研究所にご訪問になりました。

天皇陛下は、茶業研究所職員から、狭山茶の栽培及び製茶に関する研究、生産者に対する技術指導、新品種の育成に力を入れていること等の説明をお受けになりました。

天皇陛下は、「さやまかおり」「ゆめわかば」「おくはるか」「さやまあかり」の苗木をご覧になり、茶葉をお手に取られました。

天皇陛下は、埼玉県が茶の主産地としては北限にあることから、何度も冬を越して寒さに強い個体を選別するため、約35年かけて優良な品種を完成させていること、茶畑に設置された防霜ファンが空気を撹拌することで、霜を防止できること等について興味深くお聞きになりました。また、茶の生産に関わっている方々とお会いになり、この度のご訪問を通じて、狭山茶への理解を深めることができたことをうれしく思われました。