沖縄国際海洋博覧会50周年記念事業 企画展 海-その望ましい未来をご覧、併せて地方事情をご視察(沖縄県)
【令和7年6月4日(水)行幸啓1日目:沖縄県平和祈念資料館】
天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、沖縄県平和祈念資料館(糸満市)をご訪問になり、常設展示をご覧になったほか、戦争体験者等とご懇談になりました。
両陛下は、沖縄戦に関する実物資料、写真パネル、沖縄戦体験者の証言等の展示をご覧になり、凄惨な沖縄戦の様子や、当時の人々の苦難について、改めて理解を深められました。初めてのご訪問となった愛子内親王殿下も、苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史を深く心に刻まれました。
常設展示をご覧になった後、両陛下と愛子内親王殿下は、戦争体験者等とご懇談になりました。
戦争体験者や遺族の方々が経験された想像を絶するような苦難の一端に触れられ、深くお心を痛められるとともに、戦争の悲惨さや平和の大切さについて思いを新たにされました。また、経験を後世に引き継いでいくために辛い体験を言葉にされる勇気に、敬意を表されました。
戦後80年が経ち、戦争を実際に知る世代が少なくなってきている中で、戦争の記憶を次の世代に継承し理解を深めようとされている語り部の活動について、大変意義深いものであるとお感じになりました。