日本赤十字社企画展 関東大震災100 年「温故備震おんこびしんふるきをたずね明日に備える」ご覧(日本赤十字社本社(港区))

令和5年12月5日
宮内庁総務課広報室


天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、 10月2日(月)に、日本赤十字社企画展 関東大震災100年「温故備震おんこびしんふるきをたずね明日に備える」をご覧になるため、日本赤十字社本社をご訪問になりました。

天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、日本赤十字社の歴史に思いをはせられながら一つ一つの展示物をご覧になり、関東大震災の被害の大きさに思いを巡らされました。救護資機材をご覧になった際には、日本赤十字社の救護体制を心強くお感じになられました。

天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、企画展のご覧に先立ち、日本赤十字社設立以来の救護活動で殉職された救護員の方々の慰霊碑に対し、その尊い犠牲に思いを致され、心をこめてご供花になりました。


日本赤十字社本社ご訪問
日本赤十字社本社をご訪問になる天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下

ご供花 ご供花
ご供花になる天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下

天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、企画展をご覧になった際に、日本赤十字社の職員の説明を熱心にお聞きになり、ご質問を重ねられたほか、ご一家でお互いにご感想をお述べになるなど、展示物一つ一つを関心深くご覧になりました。

企画展ご覧の後、天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下は、救護活動に使用されたテントや医薬品などの救護資機材をご覧になりました。器具の使用用途などをご質問になったほか、トリアージタグについて印象深くご覧になりました。天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下がトリアージタグをご覧になったのは今回が初めてでした。


ご供花 ご供花
展示物をご覧になる天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下

ご覧になった資料
ご覧になった資料
(関東大震災の際に東京と神奈川に設置された救護機関の配置図)
「大正12年関東大震災 日本赤十字社救護誌」(抜粋)

【日本赤十字社】

日本赤十字社は、日本赤十字社法に基づく認可法人です。各国で発生する紛争や自然災害により被害を受けた方々への救援活動、伝染病予防教育、医療機器の整備、飲料水供給・衛生環境改善事業、公的医療機関としての赤十字病院の運営など多岐にわたる活動を行っています。

皇后陛下は、令和元年5月に名誉総裁にご就任になりました。