天皇皇后両陛下は、厚岸漁港において、海上歓迎行事・放流行事に臨まれました。

海上歓迎行事では、漁船や漁法の紹介をお聞きになりながら、漁船による海上パレードをご覧になり、船上で手を振る船員や家族の笑顔が印象に残られたご様子でした。

放流行事では、マツカワ・ホッカイエビをご放流になり、稚魚等が元気に育つように願われながら、海に放たれる様子を見守られました。

両陛下は、今回の大会を契機として、海や漁業への理解と関心が更に深まり、豊かな海づくりの輪が、北海道から全国に広まることを願われています。

【全国豊かな海づくり大会】

全国豊かな海づくり大会は、水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、明日の我が国漁業の振興と発展を図ることを目的として、昭和56年に大分県において第1回大会が開催されて以降、令和2年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による延期を除き、毎年開催されています。

北海道における全国豊かな海づくり大会の開催は、昭和60年の第5回全国豊かな海づくり大会に当時の皇太子同妃両殿下（現在の上皇上皇后両陛下）がご臨席になって以来38年ぶり、2回目の開催となりました。