本文へ移動

地方事情ご視察のため広島県ご訪問

【令和7年6月19日(木) 行幸啓1日目】

広島平和記念資料館 ご視察(広島市)

続いて両陛下は、広島平和記念資料館で日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞を記念したパネル展をご覧になりました。

両陛下は、長年にわたって活動を続けてこられた方々の苦労に思いを致され、平和な世界を築くために人々がお互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めてお感じになりました。

館長の説明をお聞きになり、パネル展をご覧になる天皇皇后両陛下

次に両陛下は、広島平和記念資料館の常設展示をご覧になりました。

両陛下は、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料等の展示を熱心にご覧になり、一つ一つの展示品や写真から伝わってくる原爆被害の悲惨さに、深く心を痛められました。また、被爆前後の広島の街や人々の様子などについて理解を深められるとともに、原爆被害の実相を肌でお感じになりました。

展示をご覧になり、館長にご質問になる天皇皇后両陛下

広島平和記念資料館 被爆者等とのご懇談(広島市)

次に両陛下は、被爆者、被爆体験伝承者とご懇談になりました。

両陛下は、お一人お一人のお話に丁寧に耳を傾けられ、親しくお声をお掛けになりました。

両陛下は、被爆者の方々が経験された苦難の一端に触れ、その苦労をしのぶとともに、困難を乗り越え、これまでの辛い体験や平和の尊さを自ら語り継いでいることに深い敬意を抱かれました。さらに、被爆者の体験を伝承する活動をしている若い方々ともご懇談になり、戦争を知らない世代が、被爆者の苦労を丁寧に語り継ごうとしていることを意義深いことと思われました。

両陛下は、被爆遺構展示館や広島平和記念資料館の展示も含め、さまざまな方法で被爆体験や平和の大切さが伝えられていくことの意義を改めてお感じになりました。

被爆者等とご懇談になる天皇皇后両陛下

豪雨災害復興状況・県勢概要ご聴取(リーガロイヤルホテル広島(広島市))

両陛下は、広島県知事から、平成26年8月豪雨災害や平成30年7月豪雨災害からの復興状況についてお話をお聞きになり、それぞれの災害による被害の大きさやこれまでの復旧、復興に向けた広島県の取組について理解を深められるとともに、被災地の復旧が完了したことをお聞きになり、うれしく思われました。