御即位20年記念京都御所特別公開

展示について

日像纛旛 にっしょうとうばん月像纛旛げっしょうとうばん諸大夫しょだいぶ

竿頭に糸飾りをつけて掛けられる大旗。金色の太陽および銀色の月を刺繍する。昭和天皇の即位の礼で庭上にたてられたもの。

五節ごせちの舞姫まいひめ〈舞楽台〉(新御車寄しんみくるまよせ

五節舞および雅楽を行う舞楽台上に,催し時以外,五節舞姫姿の人形を展示する。

即位式パネル写真(回廊かいろう,南側)

今上陛下の即位の礼のお写真を展示する。

西階せいかいより進御膳おものをすすむ紫宸殿ししんでん西縁南側)

紫宸殿の西廂は,御膳おもの宿やどりともいい,節会の時は,ここから采女うねめと呼ばれた女官が紫宸殿の母屋へ御膳を運ぶ。その姿。

内侍ないし臨東檻とうかんにのぞむ紫宸殿ししんでん東縁南側,軒廊こんろう

節会の際,内侍(女官)が紫宸殿の簀子すのこ上の南東角にて,大臣に昇殿するように,檜扇をかざして合図をし,それに応じて大臣が軒廊を経て昇殿する。その場面。

こう大臣だいじん宿所しゅくしょ

即位式の折,紫宸殿南面の長押上に掛ける幕。大正天皇・昭和天皇の即位の礼に使用されたもの。

威儀物いぎものおさめ殿どの

即位の礼にあたって,儀式の威儀を整えるために庭上において捧持される太刀たちゆみぐいやなぐいほこたて。今上陛下の即位の礼で捧持されたもの。

しょう議所ぎしょ

今上陛下の即位の礼にあたり,庭上で使用されたもので,昭和天皇の即位の礼の際に使用されたものを修理したもの。

軟障ぜじょう(小御所)

大嘗祭後に行われる大饗の儀において天皇皇后両陛下の御座の後ろに掛けられる大きな垂れ絹。大正天皇・昭和天皇・今上陛下の即位に際して使用されたもの。

威儀いぎもの(御学問所)

即位の礼で庭上に並ぶ威儀者姿。闕腋袍けってきほうけいこう・肩当をつけ,剣を帯び弓を持つ。

威儀いぎもの捧持者ほうじしゃ(御学問所)

即位の礼で庭上に並ぶ威儀物捧持者姿。縫腋袍ほうえきほうを着する。太刀・弓・桙の捧持者3体。

二階にかい厨子ずし(皇后宮常御殿 もうしのくちの間)

室内調度品で,二段になった棚の下に両開きの扉のある脚付きの棚。