信任状捧呈式の際の馬車列

信任状捧呈式の際の馬車列
信任状捧呈式の際の馬車列信任状捧呈式の際の馬車列
皇居正門を入った後、中門を通って宮殿南車寄に着く儀装馬車

信任状捧呈式の馬車列の運行予定について

 

※ 馬車列をご覧になる際には、以下の事項についてご協力をお願いいたします。

① 歩道での滞留は他の歩行者のご迷惑となりますので、ご遠慮いただき、皇居外苑(二重橋前付近等)においてご覧ください。

② 静粛を保ち、馬車列の運行の妨げや他の通行の迷惑にならないようご配慮をお願いします。特に、フラッシュ撮影や馬車と併走するなどの『馬を驚かせる行為』はおやめいただき、安全な馬車列の運行にご協力をお願いいたします。

③他の方と十分な間隔を保ち、混雑時の会話を控える等、新型コロナウイルス感染予防対策に留意の上、ご覧ください。

  • (参考)信任状捧呈式馬車列経路
    • (往路)東京駅→行幸通り・和田倉門交差点(直進)→皇居外苑→皇居正門→宮殿南車寄
    • (復路)宮殿南車寄→皇居正門→皇居外苑→和田倉門交差点(直進)・行幸通り→東京駅

※なお、当日、荒天等の場合には、馬車列から自動車列に変更になることがあります。

儀装馬車について

儀装馬車は、皇室の重要な儀式を行う際に使用される美しく飾られた馬車です。

儀装馬車には1号から4号まであり、そのほとんどが明治の終わりから昭和の初めに製造されたもので、美術品的価値も有しています。

儀装馬車4号は、外国からの特命全権大使が新任に当たって、天皇陛下に信任状を捧呈する儀式(信任状捧呈式)の際、大使の送迎に使用しています。

新任大使の送迎に馬車を使用している国は、世界的に見ても英国やスペインなど数か国ですが、我が国の場合、自動車より馬車を希望する大使が多く、国際親善の実を挙げています。

 現在使用している儀装馬車4号の概要

大正2年、国内において製造。

船底型割幌(ふなぞこがたわりほろ)、漆塗で車体の胴は海老茶色、重量1,098kg、全長4.51m、幅1.90m、高さ2.24m、2頭曳の座馭式(ざぎょしき)、4人乗りの馬車です。

車体の胴両側に金高蒔絵の御紋章があります。

昭和60年の文仁親王成年式などの儀式にも使用されました。