天皇誕生日祝賀・一般参賀

天皇誕生日祝賀

天皇誕生日一般参賀(宮殿 東庭)

毎年天皇陛下のお誕生日をお祝いして、次の行事が行われています。

祝賀の儀
天皇陛下が、皇嗣殿下はじめ皇族方、内閣総理大臣、衆・参両院の議長、最高裁判所長官から祝賀をお受けになる儀式です。
宴会の儀
天皇陛下が皇后陛下とご一緒に、衆・参両院の議長・副議長・議員、内閣総理大臣・国務大臣、最高裁判所長官・判事、その他の認証官、各省庁の事務次官など立法・行政・司法各機関の要人、都道府県の知事、各界代表者とそれぞれの配偶者を招いて宴会を催され、祝賀をお受けになる行事で、皇嗣殿下をはじめ皇族方も列席されます。
茶会の儀
天皇陛下が皇后陛下とご一緒に、各国の外交使節団の長とその配偶者を招いて茶会を催され、祝賀をお受けになる行事で、皇嗣殿下をはじめ皇族方も列席されます。
一般参賀
天皇陛下が、国民から祝賀をお受けになる行事です。午前は、天皇皇后両陛下が皇族方とご一緒に、随時宮殿のベランダにお出ましになり、直接国民の祝賀をお受けになっています。その際、天皇陛下のお言葉があります。参賀者は皇居正門から入門して宮殿東庭で祝賀の上、退出します。午後は、宮殿において祝賀行事が行われるため、天皇皇后両陛下と皇族方のお出ましはなく、参賀者は坂下門から入門して、宮内庁庁舎前で記帳するか、名刺を提出の上、退出します。

参賀について

皇居での天皇誕生日一般参賀は、昭和23年4月29日から始まりました。当時の参賀は、午前8時から午後4時までの間、参賀者が正門から入門し、正門内鉄橋付近に設けられた記帳所で記帳の上、坂下門から退出していました。当時は、現在のような天皇皇后両陛下・皇族方のお出ましはありませんでしたが、昭和天皇は、この参賀の様子を庁舎の屋上からご覧になっていました。

昭和25年4月29日、庁舎中央玄関上のバルコニーにおいて、昭和天皇・香淳皇后が参賀者の前に初めてお出ましになりました。

その後、宮殿造営のため一時中断されましたが、昭和44年4月29日から現在の宮殿で行われるようになりました。