主な式典におけるおことば（平成10年）

アジア婦人友好会30周年記念式典
平成10年11月18日（水）（第一ホテル東京）

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アジア婦人友好会の30周年，おめでとうございます。

この会の優れた活動ー文化活動，援助活動，また，今では「アジアの祭り」として，広く人々に知られている年ごとの募金活動ーについては，これまでにも度々耳にいたしてまいりました。会員の方々の，永年にわたる献身的なお働きを，深く多とするものでございます。

会は，その名称に「友好」をうたっており，そのことを大変喜ばしく思っております。会員の方々は，アジアの人々や文化をよりよく知ることを目的とし，会合を重ねておられます。他国を知ることは，読書やその他の情報手段を通しても可能ですが，もしその国の人々に直接触れ，学ぶことができるとすれば，それは本当に素晴らしいことに思われます。そして，他国への愛を，その国に真の友を持つことから発展させていかれるとすれば，それはどんなに大きな喜びでございましょう。

友好会30周年の節目に当たり，これまでに会の果たしてきたお仕事に対し，重ねてお祝いを申し上げ，この機会に改めて友邦各国の皆様と共に，アジアの平和を祈念したいと思います。

皆様方の御多幸と，会の良き将来を願い，祝辞とさせて頂きます。