参加者の有無を確認する公募手続きに係る参加意思確認書の提出を求める公示

平成21年4月20日 分任支出負担行為担当官 宮内庁京都事務所長 北 啓太 次のとおり,参加意思確認書の提出を招請します。 1.当該招請の主旨  本件については,正倉院宝物の復元模造品作製の3ヶ年計画第3年度にあたり,模造対象である,正倉院宝物 「七条織成樹皮色袈裟」(以下「原宝物」という。)の寸法・形状・文様・色彩・織り密度の違い・製作技法 等を忠実に復元するもので,本件を行うにあたっては,国宝や重要文化財に指定されている歴史的染織品の復 元模造を行った実績を有し,その豊富な経験・技術・知識を有する技術者による作製が必要とされる。  このことから,「原宝物」の模造品作製を行った実績を有する特定事業者を契約の相手方とする契約手続き を行う予定としているが,当該特定事業者以外の者で,下記の応募要件を満たし,本業務の実施を希望する者 の有無を確認する目的で,参加意思確認書の提出を招請する公募を実施するものである。  公募の結果,4.の応募要件を満たすと認められる者がいない場合にあっては,特定事業者との契約手続きに 移行する。  なお,4.の応募要件を満たすと認められる者がいる場合にあっては,特定事業者と当該応募者との競争入札 に移行する。 2.業務概要 (1)業務名  正倉院宝物(七条織成樹皮色袈裟)模造品作製       「織成・綾・平絹・組紐の作製及び裁断・縫製工程」 (2)業務内容 仕様書のとおり (3)納入期限 平成22年3月31日(水) 3.業務目的  本件は,献物帳にも記されている聖武天皇御遺愛の袈裟の1つである「原宝物」について,寸法・形状・ 文様・色彩・織り密度の違い・製作技法等を忠実に再現した復元模造品を作製するもので,世界に類例を見 ない綴れに似た「織成」という織物の調査研究に資するのみでなく,「原宝物」の当時の姿を蘇らせ,広く 一般に供することを目的とする。 4.応募要件 (1)基本要件   次の@及びAを満たすこと。 @予算決算及び会計令(昭和22年勅令第165号)第70条及び第71条の規定に該当しない者であること。 A平成19,20,21年度内閣府競争参加資格(全省庁統一資格)「物品の製造」の「A」,「B」,「C」又は 「D」の等級に格付けされ,近畿地域の競争参加資格を有する者であり,かつ,当庁における指名停止期間 中ではないこと。 (2)業務執行体制に関する要件  次の@からCの全てを満たす者であること。 @過去5カ年の間に,国宝及び重要文化財クラスの歴史的染織品を国及び地方自治体等の公的機関との契約で, 復元模造を行った実績を有すること。 A植物染料で染色した糸を数色撚り合わせて,杢糸の色彩を再現できる技術を有すること。 B織成を再現出来る技術を有すること。 C仕様書に基づいて,確実に模造品の作製が行えること。 (3) 公募説明書等の交付を受けた者であること。 5.公募説明書等の交付方法 (1)交付期間 本公告の日から平成21年5月7日(木)まで(行政機関の休日を除く。)の毎日,午前10時から  午後5時まで。ただし,正午から午後1時までの間を除く。 (2)交付場所 担当係(6.に記載)にて交付する。なお,交付時に4.(1)Aに係る資格審査結果通知書の写し  を提出すること。                ※担当係に必ず事前連絡すること。 6.公募説明書等の交付場所及び問い合わせ先(担当係)  宮内庁京都事務所庶務課会計係  〒602-8611 京都市上京区京都御苑3番  電話 075-211-1211 FAX 075-222-2441 7.参加意思確認書等の提出期限,場所及び方法  提出期限:平成21年5月7日(木)午後5時まで  提出先 :6.に同じ  提出方法:持参のみ  応募要件の確認は,当該書類の提出時をもって行うこととし,直ちにその結果を通知する。ただし,その 結果を保留した場合は後日通知するものとする。(通知の方法は口頭による。) 8.その他 (1) 手続きにおいて使用する言語及び通貨は日本語及び日本国通貨に限る。 (2) 関連情報を入手するための照会窓口 6.に同じ。 (3) 詳細は,公募説明書による。