三の丸尚蔵館 第89回展覧会について

1.展覧会名

「いとをかし-なごみのけしき」

2.会期

令和3年10月9日(土)~12月12日(日)

前期:10月9日(土)~11月7日(日)

後期:11月13日(土)~12月12日(日)

休館日:毎週月曜日・金曜日

展示替の期間は,11月8日(月)~11月12日(金)です。

開館時間:午前9時~午後4時15分(10月9日(土)~31日(日))

午前9時~午後3時45分(11月2日(火)~12月12日(日))

*入館は閉館の15分前まで


3.概要

かつて,宮殿や離宮などの室内を飾った三の丸尚蔵館の所蔵作品は,美しく華やかな花木や草花,情趣豊かな自然など,人々の心をうるおす力を持っています。このたびの展覧会では,自然や人々が生み出す和やかな景色を表わした国内外の優品を紹介いたします。

わが国には,平安時代の『枕草子』にとりあげられた「いとをかし」という,風情あふれる言葉があります。日本人の感性から生み出されたこの古語において,「をかし」は趣深い,見事である,かわいらしいといった様々な美的感覚を表わし,「いと」はそれを強調しています。この日本文化の豊かさと和やかな趣を包括した言葉もまた,優れた日本文化の賜物といえるものです。

今回の展覧会では,この言葉にふさわしく,人々の心を和ませてくれる風景,人や動物の愛らしい仕草,四季折々の花々などをモチーフとした作品を集めました。三の丸尚蔵館の現在の建物における展覧会の最終章を,これらの品々とともに,多くの方々が心穏やかに過ごしていただければ幸いです。

4.新型コロナウイルス感染症予防対策について
(1)以下のご来館の方につきましては,ご入館をお控えいただきますようお願いいたします。
  • ・発熱や咳,くしゃみ,鼻水などの風邪の症状がある方。
  • ・体調がすぐれない方。
  • ・過去14日以内に発熱や風邪の症状等で受診や服薬等をした方。
  • ・感染拡大している地域や国への渡航歴が14日以内にある方。
(2)手指の消毒にご協力をお願いいたします。
(3)マスク着用など,「咳エチケット」にご協力をお願いいたします。
(4)体温計による体温測定を入館時に実施いたします。
(5)飛沫予防のため,会場内での会話等は極力お控えいただきますようお願いいたします。
(6)他のご来館の方と1.5メートル程度を目安に十分な間隔を保ってご観覧ください。
(7)混雑時には入館制限を行いますので,入場をお待ちいただく場合がございます。
(8)展示室内等で激しく咳き込まれる等,風邪のような症状のある方には,スタッフがお声がけし,ご退出をお願いする場合がございます。
(9)館内で体調がすぐれなくなった場合は,お近くのスタッフまでお申し出ください。
<第89回展覧会「いとをかし-なごみのけしき」 主な出品作品>
国之華 国之華
展示番号22 池上秀畝 《国之華》 大正13年(1924) 前期展示

展示番号14 ボリス・クストージェフ 《ボルガ河畔の乙女》 1916年 後期展示

主基地方風俗歌屏風 主基地方風俗歌屏風
展示番号7 荒木寛畝 《四季草花図》 明治40年(1907) 前期展示

展示番号12 山本森之助 《夾竹桃》 大正3年(1914) 後期展示

展示番号16 国立ゴブラン製作所/ロベール・ボンフィス(デザイン)/ピエール=ローラン・ルースタン(制作) 《ゴブラン織扇形衝立》 1918年 後期展示

展示番号11 国立セーヴル製陶所/C・ピアン(デザイン) 《銀杏文花瓶》 1908年 通期展示

展示番号31 二代稲葉七穂 《七宝胡俗楽苑図飾皿》 昭和3年(1928) 前期展示

展示番号8 木村竜章 《二童子》 明治43年(1910) 後期展示

展示番号28 沼田一雅 《牛と童》 大正~昭和初期(20世紀) 前期展示