国文祭・芸文祭みやざき2020(特別応援プログラム)
「皇室と宮崎 ~宮内庁三の丸尚蔵館収蔵作品から~」展覧会概要

1.展覧会の趣旨

宮内庁三の丸尚蔵館では現在,新施設の建設工事が進められており,この新施設が完成するまでの期間においても三の丸尚蔵館の収蔵品を多くの方々に見ていただき,皇室と日本文化に親しんでいただくため,三の丸尚蔵館の収蔵品を紹介する展覧会を各地で実施していくこととしております。

これは,特に近代において,皇室と各地域が何かしらの縁で結ばれてきたことに注目し,それぞれの地域から皇室に献上された品々,その地域出身あるいは活動した作家の品々など,各地域に縁の深い作品の紹介を通して日本文化の一側面を見直すと同時に,所蔵の名品を加えて,皇室により親しんでいただきたいと計画するものです。

本展では,三の丸尚蔵館が所蔵する名品を紹介するとともに,本展が開催される宮崎県とのゆかりの作品もご紹介します。

2.展覧会の名称

国文祭・芸文祭みやざき2020(特別応援プログラム)

「皇室と宮崎 ~宮内庁三の丸尚蔵館収蔵作品から~」

3.展覧会の構成等

本展では,宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する近代絵画・工芸の品々を紹介いたします。日本画では,皇室とゆかりの深い宮崎県を舞台にした横山大観らによる《 肇國ちょうこく創業そうぎょう絵巻えまき》と野田きゅう日向御聖蹟ひゅうがごせいせき絵巻えまき》をはじめ,橋本雅邦がほうや上村松園,川合玉堂など巨匠たちの作品が並びます。また,洋画では和田英作や中沢弘光など九州ゆかりの画家,児島虎次郎の代表作《なさけの庭》など秀逸な作品を紹介します。彫刻・工芸作品では,高村光雲と山崎朝雲の写実的な木彫のほか,皇室の御慶事に意匠を凝らして作られたボンボニエールの数々をご観覧いただきます。

4.展覧会期間等

会期:令和3年10月9日(土)~令和3年12月5日(日)

前期:令和3年10月9日(土)~11月3日(水・祝)

※11月4日(木)一部展示替

後期:令和3年11月5日(金)~12月5日(日)

休館日:毎週月曜日,11月4日(木),11月24日(水)

開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)

5.主催

宮崎県教育委員会,宮崎県立美術館,宮内庁,文化庁

6.特別協力

紡ぐプロジェクト,読売新聞社,MRT宮崎放送

7.会場

宮崎県立美術館コレクション展示室3

(宮崎県宮崎市船塚3-210)

<主な出品作品>
1 和田英作《朝陽富士》 [通期]

  
3 画帖《瑞彩》より 横山大観「霊峰」,上村松園「雛祭」,山内多門「静海旭日」 [前期]

4 《肇國創業絵巻》より安田靫彦「瓊瓊杵尊降臨」 [後期]

 
5 橋本雅邦《夏冬山水図》 [前期]

12 児島虎次郎《なさけの庭》 [通期]

13 中沢弘光《風景》 [通期]

14 野田九浦《日向御聖蹟絵巻》 [通期]

16 高村光雲《文使》 [前期]


17 山崎朝雲《擲禅杖》 [後期]

20 十三代 沈寿官《菊桐透彫香炉》 [通期]

 
ボンボニエール(21~30のうち) [後期]
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