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明治21年(1888)に 官民一体となって進められた国の大事業において,明治宮殿の室内装飾は,西洋からの新しい意匠や技術も加えながら,わが国の伝統的な意匠や優れた技術を十分にいかして仕上げられました。また,室内に飾り置く花瓶などの調度の品々も,当時を代表する作家や技術によるものでした。国の近代化を象徴する存在でもあった明治宮殿は,日本美術史においても,技術や意匠の伝統と刷新が 竣工から昭和20年5月の焼失までの約57年間,大きく変わりゆく日本の姿を見続け,皇室の御活動を支える場として使用された明治宮殿が,幻の存在となって,60年以上が経過しました。すでに明治宮殿を知る人もわずかとなり,その存在が忘れられようとしている 展覧会図録(PDF形式:58.5MB) |