収蔵作品詳細

菊蒔絵螺鈿棚(きくまきえらでんたな)

画像 説明
菊蒔絵螺鈿棚
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蒔絵:川之邊一朝(1831~1910)ほか
金具彫刻:海野勝珉(1844~1915)
図案:六角紫水(1867~1950)
1基
明治36年(1903)
木製漆塗・蒔絵  46.8×135.5×122.0
明治25年(1892)に宮内省が東京美術学校(現・東京藝術大学)に図案を依頼して以降、その制作に11ヶ年が費やされた作品。高蒔絵と螺鈿による菊花と小鳥の文様が、棚板の裏側にまで全面に配される。その技術と完成度の高さは、明治期漆工作品の中でもとりわけ卓越している。