収蔵作品詳細

雪月花(せつげっか)

画像 説明
雪月花
上村松園(1875~1949)
3幅対
昭和12年(1937)
絹本着色  各158.0×54.0
貞明皇后の御用命を受けて以降、完成まで実に20年以上を要した、女流画家・松園の畢生の力作である。画題は、雪、月、花にこと寄せた平安期の宮廷での雅やかな女性風俗であり、それぞれ『枕草子』、『源氏物語』、そしておそらくは『伊勢物語』等に想を得たと思われる優美な情景が、端正な画面構成と美しい色彩布置により表されている。