「第55回現代女流書100人展」および「現代女流書新進作家展」ご覧(日本橋髙島屋S.C.本館/東京都中央区)

令和6年2月16日(金)

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会場入り口にて

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ご説明者、松井玉箏さんの出品作「あらし『百人一首』」

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作品をご覧になる様子

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展示の様子

 第55回の節目の年にあたり、秋篠宮皇嗣妃殿下は「現在女流書100人展」をご覧になりました。
 「現代女流書100人展」は昭和45年(1970年)、日本書道美術院の飯島春敬(いいじま・しゅんけい)理事長の提唱により始まった書道展です。漢字、かな、篆刻の伝統的な分野から、近代詩文書、大字書、刻字、前衛書の現代書の分野まで計7部門にわたります。女性の書道振興と書道文化の発展を目的として開催を重ね、現在では独特の華やかさを醸し出す国内有数の書道展となっています。
 また平成12年(2000年)の第31回からは、前年の毎日書道展でグランプリである会員賞を受賞した人の中から、女性書家を招待する「新進作家展」を併せて開催しています。今回は16人の女性の書家による多彩な作品が展示されました。
 秋篠宮皇嗣妃殿下は、会場入り口にて運営委員である女性の方々によるお出迎えを受けられ、ご挨拶されました。会場内では運営委員の一人である松井玉箏(ぎょくそう)さんから、作品の紹介や、題材に合った紙や筆、墨を選ぶことなどについてお話を伺いながら、熱心にご覧になりました。紙の漉き方、筆の素材、墨の原料やにじみ方等について、文房四宝(筆・墨・硯・紙)の職人方の仕事にも思いを馳せながら、興味深くお聞きになりました。