阪神・淡路大震災
サリン事件等による社会不安
雲仙の火山活動の沈静化と復興活動の開始
終戦50年
秩父宮妃殿下の薨去
慰霊の旅では,戦争の被害の最も大きかった4地域を訪れましたが,この訪問に重ね,戦争で亡くなった全ての人々の鎮魂を祈りました。
戦争により,非命に倒れた人々,遺族として長い悲しみをよぎなくされた人々,更に戦争という状況の中で,運命をたがえた多くの人々の上を思い,平和への思いを新たにいたしました。
言語に絶する災害の場で,被災者により示された健気な対応と相互への思いやりに,深く心を打たれました。今でも一人一人が多くを耐えつつ,生活しておられることと察します。時をかけて,被災者の心の傷が少しずつ癒されていくことを願いつつ,被災地のこれからの状況に心を寄せ続けていきたいと思います。被災者一人一人がくれぐれも体を大切にされ,明るい復興の日を迎えられることを祈念いたします。
人の一生と同じく,国の歴史にも喜びの時,苦しみの時があり,そのいずれの時にも国民と共にあることが,陛下の
国の象徴でおありになる天皇陛下に連なる者として,常に身を謹み,行事,祭祀等,皇室の伝統を守りつつ,その時代の社会に内在する皇室の一員として,社会の要請に応え,課せられた務めを果たしていくこと。(一般論としてではなく,私の感じて来た範囲内でお答えいたしました。)
皇室典範の改定の問題は,国会の決定に俟つべきものと思います。
全て紀宮の判断にまかせたいと思います。
日常生活については,折々に話し合い,教えたり教わったりいたします。