新年祝賀・一般参賀

新年祝賀の儀

新年祝賀の儀(宮殿 松の間)

毎年1月1日,皇居において,天皇陛下が皇后陛下とご一緒に,皇太子殿下をはじめ皇族方,衆・参両院の議長・副議長・議員,内閣総理大臣・国務大臣,最高裁判所長官・判事,その他の認証官,各省庁の事務次官など立法・行政・司法各機関の要人,都道府県の知事・議会議長,各国の外交使節団の長とそれぞれの配偶者から,新年の祝賀をお受けになる儀式です。国事行為たる儀式とされています。

新年一般参賀

新年一般参賀(宮殿 東庭)

毎年1月2日,皇居において,天皇皇后両陛下が国民から祝賀をお受けになる行事です。

天皇皇后両陛下が皇族方とご一緒に,随時宮殿のベランダにお出ましになり,直接国民から祝賀をお受けになっています。その際,天皇陛下のお言葉があります。参賀者は皇居正門から入門して宮殿東庭で祝賀の上,退出します。

参賀について

皇居での新年一般参賀は,昭和23年1月1日から始まりました。当時の参賀は,正午から午後4時までの間,参賀者が正門から入門し,正門内鉄橋付近に設けられた記帳所で記帳の上,坂下門から退出していました。当時は,現在のような天皇皇后両陛下・皇族方のお出ましはありませんでしたが,昭和天皇は,この参賀の様子を庁舎の屋上からご覧になっていました。

昭和26年1月1日,庁舎中央玄関上のバルコニーにおいて,昭和天皇・香淳皇后が参賀者の前に初めてお出ましになりました。

昭和28年からは,行事の都合により参賀の日が1月2日になりました。

その後,宮殿造営のため一時中断されましたが,昭和44年1月2日から現在の宮殿で行われるようになりました。