野鳥の写真・観察地域

シメ(アトリ科)

写真 説明
シメ
分布図
○大きさ、形態、鳴き声
全長:18.5cm、翼開長:31.5cm
頭が大きく尾が短いのでずんぐりした感じです。くちばしは太いです。雄は頭からほおが灰色がかった赤褐色で、目先とのどが黒いです。飛ぶと翼の白い帯が目立ちます。雌は全体ににぶい色をしています。プティ、あるいは、チチッと鋭い声で鳴きます。
○生態特性
北海道の落葉広葉樹林で繁殖し、冬は本州以南の落葉樹林の混じった林で生息します。雑木林や公園など明るい林で見られます。ムクノキ、エノキなどの木の実を好んで食べ、ムクノキなどを食べるときは、くちばしを動かして周りの果肉を落とし、固い種子だけを食べます。大きい波形を描いて飛びます。
○観察時期・難易度
秋季、冬季に容易に観察できます。
○観察のポイント
場所:二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など
東御苑では、「チチッ」と鋭い声で鳴いて、木の上に止まっているのを多く観察します。

参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版

写真:宮内庁

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