野鳥の写真・観察地域

キセキレイ(セキレイ科)

写真 説明
キセキレイ
分布図
○大きさ、形態、鳴き声
全長:20cm、翼開長:26cm
細く、尾の長いスマートな体。頭から背は、暗い青灰色で、下面は黄色です。白い眉斑があります。腰も黄色です。チチッ チチッと、ハクセキレイよりも細く鋭い声で鳴きます。
○生態特性
北海道から九州までの全国で普通に繁殖します。平地の水路や川岸、湖岸から山間の渓流まで水辺に幅広く生息します。水辺を活発に歩き、主に昆虫類やクモを捕らえて餌にします。腰をよく振り、大きな波状を描いて飛びます。
○観察時期・難易度
個体数は少ないですが、秋季から冬季に観察できます。
○観察のポイント
場所:本丸の芝生、二の丸池周辺、白鳥濠周辺、各濠の水際など
東御苑では、秋季から冬季に観察され、水際で多く見られます。橋の上や石垣、二の丸池周辺、歩道などでよく見られ、飛び立って飛翔昆虫を空中で採餌する、「フライングキャッチ」と呼ばれる行動が観察できます。

参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版

写真:宮内庁

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