野鳥の写真・観察地域

カイツブリ(カイツブリ科)

写真 説明
カイツブリ
分布図
○希少性
東京都(区部):準絶滅危惧類
○大きさ、形態、鳴き声
全長:26cm、翼開長:45cm
体は丸く、翼は短いです。くちばしは黒色で、基部に黄白色があり、黄色い目とともによく目立ちます。冬羽は体上面と頭が暗褐色で、それ以外は黄褐色。夏羽は全体的に黒褐色で、顔の下半分が赤褐色です。キリリリ、ケレレレと聞こえる大きな声で鳴きます。
○生態特性
全国の湖沼、池沼、河川などに生息します。最長25秒ほど潜ることができ、魚のほか水棲昆虫もよく捕らえ、ヒシの実など植物質の餌も採ります。繁殖期にはつがいで生活し、ある範囲の水面を縄張りとし、たくさんの水草の葉や茎で水面に浮き巣を作ります。
○観察時期・難易度
通年、容易に観察できます。
○観察のポイント
場所:白鳥濠、天神濠、周辺の各濠
東御苑周辺のお濠で、さかんに潜水し魚をくわえて浮上するところが観察できます。双眼鏡があれば、詳細に観察できます。

参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版

写真:宮内庁

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