三の丸尚蔵館 第83回展覧会について

1. 展覧会名

「慶びの花々」

2. 会期

2019年5月3日(金・祝)~6月30日(日)
           前期:前期:5月3日(金・祝)~5月26日(日)
           後期:6月1日(土)~6月30日(日)

  • 休館日:毎週月曜・金曜日
  •       展示替えの期間(5月27日から5月31日)

          ただし、5月3日(金・祝)及び5月6日(月・祝)は開館し、5月4日(土)、5月7日(火)は休館します。

  • 開館時間:午前9時から午後5時45分まで(入館は午後5時30分まで)
3. 概要

豊かな自然に恵まれた日本では、華麗に咲き誇る花々の彩りや、その華麗さの奥にある強い生命力、そして四季の移ろいと共に散りゆくはかなさなど、花の持つ様々な表情を楽しむことができます。古くより人々は、喜びや哀しみ、恋しさなど一言では言い表せない繊細な心情を花に託して和歌を詠み、また衣装や身の回りの調度にも様々な花をあしらってきました。こうして、時代と共に表現様式を変えながらも、花をモチーフとする優れた作品が数え切れないほど生み出されてきたのです。花々が、どれ程、人々の感情を豊かにし、文化を育んできたことか。花は我々の美意識の形成に大きな役割を果したと言えるでしょう。

宮中でも、古くから花に関わる様々な行事がありました。季節を祝う節句にはその折々の花が飾られたほか、花を持ち寄って和歌を詠み合う花合(はなあわせ)とよばれる遊びが行われ、立花が発展するなど、宮中における花の文化は、次第に民間にも広く浸透していきました。そして近代、宮殿内の壁面や天井を、様々な技法によって表わされた花々が飾り、また皇室御慶事の際には、東京の街中を造り物の花々で飾られた花電車が走りました。皇室文化においても、花は最も重要な意匠の一つです。

本展覧会は主に当館所蔵の作品の中から、皇室御慶事の折に献上された、または宮殿などの室内装飾のために制作された、花を意匠とする作品を集めました。慶びの場を飾るこれらの作品の卓越した装飾性や造形美を楽しんでいただければ幸いです。

<主な出品作品>
作品番号10 色絵草花図花瓶 幹山伝七 1対 明治前期 全期間展示

作品番号12 七宝藍地花鳥図花瓶 七宝会社 1対 明治22年(1889) 全期間展示

                                                
                                                
作品番号17 国之華 池上秀畝 6曲1双 大正13年(1924) 前期展示

作品番号18 綴錦牡丹図屏風 川島織物 4曲1隻 大正14年(1925) 後期展示

作品番号19 罌粟 土田麦僊 対幅 昭和4年(1929) 前期展示


このページのトップへ