「絵巻を
平成27年7月4日(土)~8月30日(日)
会期中,場面の入れ替えを行います。
但し,7月20日(月・祝)は開館し,
翌日の火曜日は休館いたします。
物語を絵画化し,巻物の形態に仕立て,
当初は,王朝文学の成立,発展と共に貴族的な題材のものが制作されましたが,次第に武士の社会を反映した戦記絵巻や,仏教布教のためのもの等が制作され,幅広い層の人々を愉しませるものとなりました。物語の内容をどのように絵画化して展開するのか,それは絵師のイメージの表現です。鑑賞者はそのイメージ化された画面を見ながら,さらにイメージを膨らませて絵巻を愉しむ。絵巻が長く,多くの人々に親しまれたのは,そうした豊かなイメージを愉しむことができるものであったからでしょう。
今回の展覧会では,ある絵師の実生活を描く「
それぞれの絵巻がもたらす豊かなイメージの世界を愉しんでいただければ幸いです。
(1)「絵師草紙」1巻,鎌倉時代,14世紀
(2)「住吉物語」2巻のうち,室町時代,16世紀
(3)「をくり(小栗判官絵巻)」伝岩佐又兵衛 15巻のうち,江戸時代,17世紀
(4)「酒伝童子絵巻」5巻のうち,江戸時代,17世紀
(5)「彦火々出見尊絵巻」6巻のうち,江戸時代,17世紀
(6)「若蘭絵巻」伝仇英 1巻,中国・明時代,16世紀
(1)「絵師草紙」1巻,鎌倉時代,14世紀
(2)「住吉物語」2巻のうち,室町時代,16世紀
(3)「をくり(小栗判官絵巻)」伝岩佐又兵衛 15巻のうち,江戸時代,17世紀
(4)「酒伝童子絵巻」5巻のうち,江戸時代,17世紀
(5)「彦火々出見尊絵巻」6巻のうち,江戸時代,17世紀
(6)「若蘭絵巻」伝仇英 1巻,中国・明時代,16世紀