三の丸尚蔵館 第67回展覧会について(終了しました。)

本展覧会は3月8日(日)をもちまして終了いたしました。会期中には42,679人の方々にご観覧をいただきました。

ここに,厚く御礼を申し上げます。

宮内庁書陵部

1. 展覧会名

「明治天皇 邦を知り国を治める - 近代の国見と天皇のまなざし」

2. 会期

平成27年1月10日(土)~3月8日(日)
            前期:1月10日(土)~2月8日(日)
            後期:2月11日(水・祝)~3月8日(日)
            (写真保護のため,期間中に随時展示箇所の入れ替えを行います。)

  • 休館日:毎週月・金曜日,展示替の期間

           但し,1月12日(月・祝),は開館し,翌火曜日は休館します。

  • 開館時間:2月28日(土)まで
                        午前9時~午後3時45分(入館は午後3時30分まで)

               3月1日(日)から会期終了まで
                     午前9時~午後4時15分まで(入館は午後4時まで)

3. 概要

19世紀後半に近代国家として歩み始めたわが国において,明治天皇はそのご活動の初期には全国各地への行幸(ぎょうこう)を通じて,実際にその現地へ赴かれることによって各地の風土をつぶさにご覧になりました。その折の記録として,明治初年から普及が始まった写真が広く活用されるようになり,天皇が訪問されなかった場所についても,各地の風景や出来事が写真によって報告されるようになりました。

たとえば,明治5年(1872)に行われた九州・西国への巡幸を皮切りに,同18年まで6回にわたって続けられた六大巡幸では,巡幸先の各地の様子が写真に記録されました。写し出されたのは,歌枕などで知られる名所旧跡のほか,近代化を象徴する建造物や産業,教育など,それぞれの土地固有の歴史と,その一方で新しく生まれ変わりつつあった国土の様子でした。これらの巡幸に伴い,天皇が各地で詠まれた御製や,現地で天皇を迎えた人々の和歌,巡幸に供奉した文学御用掛らの日誌も(のこ)されています。

六大巡幸以後も,侍従や侍従武官等を国内各地に差遣され,天皇のお手元には(おびただ)しい量の写真や報告書がもたらされました。このような形で“天皇のまなざし”は,はるか遠方の土地や記録的な災害,事件から,新たに芽吹いた産業や福祉事業に至るまで,主として写真という視覚的メディアを通じて注がれ続けたのでした。

本展では,書陵部と三の丸尚蔵館に所蔵される古写真や関連資料などから,明治天皇が国土・国民と向き合われるために何に視線を注がれ,心を寄せられたのかに焦点を当てることで,あらためて明治期の日本の姿をふり返ります。

【主な出品作品】
福島県白河旧城内産馬天覧の図
出品番号2「明治9年巡幸写真」より「福島県白河旧城内産馬天覧の図」
明治9年,三の丸尚蔵館所管

甲州竜王村より富士山を遠望の景
出品番号6「本邦中部七州勝景」より「甲州竜王村より富士山を遠望の景」
明治13年,図書寮文庫所管

琵琶湖疎水工事之図
出品番号51 田村宗立ほか「琵琶湖疎水工事之図」
明治20年より,図書寮文庫所管

琉球中城東門
出品番号32 山本芳翠「九州・沖縄連作画」のうち「琉球中城東門」
明治21年より,三の丸尚蔵館所管

明治45年「雪艇」(スキー)技術伝授関連写真
出品番号61 小熊和助「明治45年「雪艇」(スキー)技術伝授関連写真」より
宮内公文書館所管
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