宮内庁宮内公文書館・東京都立中央図書館・東京都公文書館共催展示「幕末の大奥と明治の皇城 ―和宮と昭憲皇太后―」の開催について

1. 展示会名

幕末の大奥と明治の皇城 ―和宮と昭憲皇太后―

2.主催
  • 宮内庁宮内公文書館
  • 東京都立中央図書館
  • 東京都公文書館
3. 会期
  • 平成29年10月28日(土)から同年11月12日(日)まで
    休館日 11月2日(木)
4. 開館時間
  • 月曜日から金曜日      午前10時から午後8時まで
    土曜日・日曜日・祝日  午前10時から午後5時30分まで
5. 会場
  • 東京都立中央図書館  4階企画展示室(第一会場)・多目的ホール(第二会場)
    住所:〒106-8575 東京都港区南麻布5-7-13(有栖川宮記念公園内)
    電話:03-3442-8451(代表)
    アクセス:
     ・東京メトロ日比谷線 広尾駅 1番出口から 徒歩8分
     ・東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線 麻布十番駅 徒歩20分
     ・都営バス 橋86系統(目黒駅前~新橋駅前・東京タワー) 愛育クリニック前 徒歩2分
     ・港区コミュニティバス(ちぃばす) 麻布西ルート97 愛育クリニック 徒歩2分
6. 入場料

無料

7. 概要

江戸幕府の政治や儀礼を支えた江戸城は,明治元(1868)年4月に明治政府へ明け渡されると,同年10月の東幸を契機として東京城,続いて皇城とその名称を改めます。皇城には明治天皇のお住まいが置かれます。そのほかにも太政官,宮内省の庁舎として利用され,明治6年に焼失するまで初期の明治政府を支えていきます。

本展示では,重要文化財を含む3館の貴重資料を用いて,幕末から明治にかけて江戸城が皇城へと変化する様子を追いかけていきます。また,初公開の大奥の建物に関する図面群「豊田家文書」(東京都立中央図書館蔵)を利用し,居住者によって異なる大奥の意匠についてひも解いていきます。

あわせて展示では,14代将軍徳川家茂の正室で江戸城において幕府の最後を見届けた和宮(静寛院宮)と,明治期に養蚕事業や女子教育の普及などに力を注がれた 昭憲皇太后(明治天皇の皇后)に焦点を当てます。江戸城や皇城といった空間のみならず,明治以降の皇室と和宮の交流にも注目し,お二方の生きた時代とその役割の変化について紹介していきます。

8. 主な展示資料
孝明天皇宸筆「親子」
(1)孝明天皇宸筆「親子」
文久元年(1861)4月19日,和宮は14代将軍徳川家茂へ輿入れするにあたり,内親王宣下を受け,兄である孝明天皇から「親子ちかこ」の名を賜った。史料は孝明天皇の宸筆であり,和宮下向に際して奉行を務めた葉室長順はむろながとしに伝えられたもの。(宮内公文書館蔵)

葵艸松の裏苑第十四帙家茂公御配偶和宮
(2)葵艸松の裏苑第十四帙家茂公御配偶和宮
和宮の事跡と姿を伝える錦絵。浮世絵師豊原国周とよはらくにちかの作。弘化3年(1847)閏5月,仁孝天皇の第8皇女として誕生する。幕末の政情のなか14代将軍徳川家茂との婚儀が決まり,御台所みだいどころとして徳川家を支えていくことになる。(東京都立中央図書館蔵)

和宮入城の図(葉室家記録のうち)
(3)和宮入城の図(葉室家記録のうち)
文久元年(1861)11月,和宮は江戸に到着すると御三卿の1つ清水邸へ入った。図は12月11日に江戸城入城の際のルートを示したもの。和宮の動線が朱破線で示されている。(宮内公文書館蔵)

撰要永久録御触事巻之七十九-1 撰要永久録御触事巻之七十九-2
(4)撰要永久録御触事巻之七十九
南伝馬町(現・東京都中央区)の名主を務めた高野新右衛門がまとめた江戸町触の記録。文久2年(1862)2月11日に和宮と徳川家茂の婚儀が済むと,翌日には 和宮を「御台所」と称す旨の触が出ていることがわかる。(東京都公文書館蔵)

宮中月次並京都華族等詠進
(5)宮中月次並京都華族等詠進
明治8年(1875)1月28日に宮中で催された月次(つきなみ)歌会で詠進した短冊を綴じたもので,右端が和宮の歌。「沢水にそでハぬるともきみがためちよをわかなにつミてさゝげむ」とあり,明治天皇の治世が幾久しく続くように,と詠まれている。(宮内公文書館蔵)

皇后方服制圖明治四年調制/大正8年写
(6)皇后方服制圖明治四年調制/大正8年写
明治4年(1871)に制度局の蜷川式胤(にながわのりたね)によって作成された昭憲皇太后の服制図を,大正8年(1919)に臨時帝室編修局が写したもの。写真左には檜扇ひおうぎが描かれているほか,お召しになった櫛や袴などが描かれており,当時の服制がうかがえる。(宮内公文書館蔵)

皇后宮様蚕製絲場御遊覧之図
(7)皇后宮様蚕製絲場御遊覧之図
製糸場を見学される昭憲皇太后を描いた錦絵。明治11年(1878),浮世絵師歌川房種うたがわふさたねの作。昭憲皇太后は養蚕を振興され,殖産興業の範を示された。(東京都立中央図書館蔵)

太政官御用留-1 太政官御用留-2
(8)太政官御用留
明治4年(1871),宮中に御養蚕所を設立するにあたって足利藩(現・栃木県),岩鼻県(現・群馬県)の技術者を招いた文書。太政官と東京府との往復書類に収められたもの。宮中での御養蚕は,昭憲皇太后の思召おぼしめしにより始められた。(東京都公文書館蔵)

皇后宮御製唱歌
(9)皇后宮御製唱歌
洋装姿の昭憲皇太后と子どもたちを描いた錦絵。明治20年(1887),浮世絵師・豊原国周とよはらくにちか作。同年3月に昭憲皇太后は,錦絵左上に記載の御歌「金剛石」と「水は器」の二編を華族女学校へ下賜するなど,女子教育の普及を奨励された。(東京都立中央図書館蔵)

重要雑録1 明治6年
(10)重要雑録1 明治6年
皇城(旧江戸城西丸)炎上の原因である失火をした人物の進退伺い。明治6年(1873)5月5日の未明に発生した皇城内の女官部屋の失火により,お住まいや太政官,宮内省の諸官庁の大部分を焼失した。(宮内公文書館蔵)

9. 関連イベント(講演会)
  • 日時
    平成29年11月4日(土)午後2時から4時まで
  • 講演内容
    「江戸の町から江戸城へ~新出大奥図面の世界」
     (東京都公文書館史料編さん担当公文書館専門員(日本建築史) 小粥 祐子)
    「その後の和宮」
     (宮内庁宮内公文書館公文書調査室員(日本近世史,明治維新史) 篠﨑 佑太)
  • 参加費
    無料
  • 定員
    100名(抽選)
  • 会場
    東京都立中央図書館 4階第二・第三研修室
  • 申込方法
    ①東京都立図書館ホームページ「文化財ウィーク講演会」のページからお申し込みください。
    ②往復はがき
       (1)「文化財ウィーク講演会」希望
       (2)住所
       (3)氏名(ふりがな)
       (4)電話番号
      以上をご記入の上
      「〒106-8575 港区南麻布5-7-13 東京都立中央図書館 特別文庫担当」宛にお送りください(1人1枚)。
      ※手話通訳または要約筆記をご希望の方は,どちらかをご記入ください。
      ※託児サービスをご希望の方は,その旨をご記入ください。
      ※介助者(1人まで)の同行があり,座席が必要な場合又は車いすで参加される場合は,その旨をご記入ください。
  • 申込締切
    平成29年10月10日(火)(往復はがきは消印有効)


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